2012年10月20日

PC遠隔操作、津の男性不起訴へ 捜査当局相次ぎ謝罪

ウイルスに感染したパソコン(PC)から爆破予告が書き込まれた事件で、津地検は19日、威力業務妨害容疑で逮捕、送検された津市の無職男性(28)=処分保留で釈放=について、近く容疑なしで不起訴処分とする方針を固めた。大阪地検の大島次席検事は大阪府のアニメ演出家の男性=釈放=の偽計業務妨害罪での起訴取り消し後「心からおわびしたい」と述べた。津市の男性に謝罪した三重県警などを含め、警察・検察当局が次々に捜査の誤りを認める異例の1日となった。

津市の男性は伊勢神宮の爆破予告をインターネットの掲示板に書き込んだとして逮捕されたが、その後PCが遠隔操作ウイルスに感染していたことが判明。津地検は第三者の犯行の可能性が極めて高くなったと判断したとみられる。今後、上級庁や三重県警と協力して捜査を進め、男性の名誉回復のため速やかに不起訴とする方針。

地検の判断には、三重県警の謝罪も影響しているとみられる。県警捜査1課幹部は取材に「男性とは別に犯人がいる」と言い切り、「結果として誤認逮捕と言われても仕方ない」と認めた。

一方、大阪地検の検事は「真犯人がパソコンを遠隔操作した可能性が高くなった」と述べた。男性を逮捕した大阪府警の捜査1課長も「誤った逮捕だった。真犯人を逮捕することで、本当の意味で潔白を証明することになる」と話した。大阪地検、大阪府警は近く謝罪する。

男性は無差別大量殺人予告を大阪市ホームページに書き込んだとして逮捕されたが、起訴後にPCが津市の男性と同種のウイルスに感染していたことが判明した。

毎日新聞 2012年10月20日

security_taisaku at 08:38│冤罪 
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