2013年04月05日

下着盗男性の無罪確定 地検支部、控訴せず

長野県塩尻市のコインランドリー店で女性の下着を盗んだとして窃盗罪に問われ、長野地裁松本支部で先月19日に無罪判決(求刑・懲役2年6月)を受けた塩尻市の男性について、地検松本支部は控訴期限の2日までに控訴せず、3日午前0時、男性の無罪が確定した。
控訴を断念した理由について「判決を詳細に検討した結果。詳しくは差し控える」とコメントした。男性への謝罪の意思はあるかと問われると「ありません」と答えた。

判決で裁判官は、唯一の証拠だった、コインランドリー店の防犯カメラの映像を警察官がデジタルカメラで撮影した画像について、「画質や撮影角度からはっきり顔を把握できず、男性と犯人が同一と確定することは不可能」と指摘。無罪を言い渡した。

男性は塩尻市内のコインランドリーで下着類3点を盗んだとして昨年11月、塩尻署に窃盗容疑で逮捕され、同罪で起訴された。公判では一貫して無罪を主張していた。


弁護士は「(証拠の写真に写る人物と)男性が似ているという印象だけで犯人と決めて逮捕し、暴言を浴びせ不利益な供述を引き出した」などと捜査機関を批判。更に「客観的な事実を重視しない供述に依拠する捜査手法で、冤罪(えんざい)の原因になった。捜査機関に十分な反省を求めたい」と強調した。

毎日新聞 2013年4月4日

security_taisaku at 07:04│冤罪 | 裁判
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