2013年06月10日

脱法ハーブで危険運転罪認定 ひき逃げに懲役11年判決

愛知県春日井市で昨年10月、脱法ハーブを吸った男のワゴン車に女子高校生がはねられ死亡した事故で、危険運転致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われた会社役員の被告(31)の裁判員裁判の判決が10日、名古屋地裁であった。裁判長は「犯行に至った経緯に酌量すべき点は全くない」と述べ、懲役11年(求刑懲役12年)を言い渡した。

裁判長は、被告が脱法ハーブの危険性を知りながら運転したとして、危険運転致死罪の成立を認めた。脱法ハーブが絡む交通死亡事故で、同罪の成立を認めた判決は全国で初めて。

判決によると、被告は昨年10月10日朝、脱法ハーブの影響により前方を認識できない状態でワゴン車を運転。自転車で横断歩道を渡っていた女子高校生(当時16)をはね、死亡させた。その後、現場から逃げ、高校生を助けなかった。

朝日新聞デジタル 2013年6月10日

security_taisaku at 21:02│裁判 
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