2005年03月14日

秋の夕暮れ

 瓢箪池の写真を整理してたら、もしやナイスショットではないかと思われる写真を発見したのでこの写真をネタに少しばかり・・。
 写真は昨年(2004年)の秋に撮影したもの。池に見蕩れるような魚は居ないし、普段はトロンとした大きめの水たまりという風景だが、年に数回、池が輝く瞬間がある。それはいつも秋の夕暮れの数十分である。多分、この日の夕方は「あの赤い奴らが出雲ナンキンだったらええのー。」と池の縁で焼酎をチビチビやっていたと思う。それでも管理人が魚の個々の美醜にはあまり執着がないのは、池の風景が季節や時間で変化し魚影も風景の一部に見えることが理由のひとつと考えている。
 生きていると選択肢が2つしかない問題に時々遭遇する。2つの内どちらが天国か?地獄か?という正解がある問題と、どちらが正解というわけでなく、どちらを選択しても失うものが大きいという二者択一問題。池にネットを張るか?止めるか?の問題は後者に該当する。この冬、アオサギに魚を食われてネットを巡らす覚悟を決めたので今年からはネットの影が落とされた水面をネット越しに見るという非常に鬱陶しいことになるが「慣れる」とか「諦める」とかいう人間の素晴らしい能力があるので、いずれネットが気にならない日が来るとは思う。

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この記事へのコメント

1. Posted by やまね   2005年03月24日 11:28
 未来検索のキーワード
「生き物」で、途中下車しました。

 面白いサイトですね。
奥が深いというか、お人柄がぷんぷんしていて
一辺で、お気に入りです。
 文章、とっても個性的で、いいですね。

 弥富や大和郡山は聞いていましたが、
出雲ナンキン初めて知りました。
世間は、やはり広いですね。
赤い金魚に燃える人…。

 時々、寄らせて頂きます。

2. Posted by 瓢箪池管理人   2005年03月24日 18:35
瓢箪池の主でございます。
はるばる遠くから、辺ぴなサイトに来てくださりありがとうございます。
先ほどまで、やまね様のサイトを巡っておりました。自分も全国レベルでは自然溢れる田舎暮らしなのですが、なかなか田舎の輝きを発見する余裕の無い、今の自分の生活を発見したしだいです。勝手ながら当サイトのカテゴリー『池にまつわる生物』のトノサマガエルとトンボの投稿記事中に『やまねのね』の紹介をさせていただきました。(ご支障ありましたら削除いたしますのでコメント下され)こちらこそ、やまね様のサイト、楽しみにしております。

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