2006年12月07日

秋の瓢箪池

 ただいま12月の初旬。秋のことを思い出しながら、キーボードをカチャカチャしている。11月の始めに恒例のアオサギの飛来があり、とうとう池で魚を狙う決定的証拠写真の撮影に成功した。喜んでる場合でもないが、ネタには違いないので、今回はこの鳥のことで秋の観察レポートを乗り切る・・。

 今年やって来るアオサギは、まだ幼鳥らしく、小型で世間知らずで人間との間合いが小さい。そっと近づけば6メートルまでは近づける。毎日来る・・というより、いつも近くに居る・・と言う方が正確。探せば屋根に居たり電柱に居たりで、御近所のアイドル的存在にまでなった(幼鳥なので、あどけなさが残るせいかも)。「池に網を張れ。」と、うるさかった家族も、春に魚が数匹残っていれば夏には賑やかな池が蘇ること(金魚は子沢山なので)を知ったし、この鳥がやって来るのが、イヤではないらしく、やかましくは言わなくなった。冷たい池に足を入れ、じっと水中を覗く姿は、テレビのネイチャー番組を生で見ている気分。この鳥は、勝手に捕獲したり飼ったりするのは禁止の保護鳥に指定されてるらしい。こういう鳥が自宅に飛んで来るのを喜ぶ手もあるし、魚を食われて悲しむ手もあるが、管理人の場合、嬉しくも悲しくもない無我の境地(正確な表現かどうかは不明)。意思を持って行動を起こせば、こういう状況は、いつでも変えられるので静観している。
 池の魚はどうなってしまったのか?というと、魚が全く見えないので不明。今でもアオサギが来るということは、まだどこかに潜んでると推測。こういうことは野生の鳥の方が鋭い。淋し気な池だが、もう冬の季節に突入なので瓢箪池界隈は、どこも淋しげな晩秋の風景である。


sk061207ike

seebee at 19:57│Comments(6)clip! 06年飼育観察記 

この記事へのコメント

1. Posted by 桜子   2006年12月09日 02:22
証拠写真といえども、とても美しい写真ですね。
自然に近い瓢箪池でワキンが生きているのはとても魅力的なことだと思います。
最近、本格的な冬を前に、冬眠ってどうやるんだっけ?と以前のナンキン荘の記事を拝見しなおして、復習した次第です。何度拝見しても楽しいです。
2. Posted by 瓢箪池管理人   2006年12月09日 09:34
コメント沢山ありがとうございます。
簾に関してのコメントに答えるために、『簾の魔術師の話』に追記として追加投稿しましたので、ご参照ください。
3. Posted by 桜子   2006年12月10日 22:33
追記、拝見しました。
薬浴時など、小さなすだれを愛用しておりますが、タライを半分ほど覆ってやると影になった所で休んで、調子がよくなるにつれちょこちょこ出てくるようになります。夜はまるで家に帰るようにまた影に入ります。そういう姿を見ると嬉しくなります。水槽ではあまり見られない姿ですね。
4. Posted by 瓢箪池管理人   2006年12月14日 09:14
金魚は屋外飼育の方が、本来の姿を見せてくれるよーな気がしてます。
5. Posted by 久美子   2006年12月21日 00:54
瓢箪池、瓢箪池と馬鹿にしていたが、こう見ると結構立派な池だったんだな。
立派な岩石に立派なサギだな!
例のものはそのうち届く!
6. Posted by 瓢箪池管理人   2006年12月23日 16:27
箱の隙間になんかツマミになるもんも、入れといてくれよな。

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