来るべき、大いなる正午

宇宙の底に生息するゲジゲジ、K・スィーガーがその瞬間に考えた生の思考を書き留めておく。

2011年12月

今年のベスト10(音楽♪) その弐

コメントは後日に書く。かもね
5位『Concerts』 Henry Cow

Henry Cow - Concerts

4位『Hatfield And The North』 Hatfield And The North
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3位『Uniners Zero』 Univers Zero
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2位『Attahk』 Magma
Mag-Atta

1位『Lone In Us All』 Pharaoh Sanders
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殿堂入り『Les Cygnes Et Les Corbeaux』 Christian Vander
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今年のベスト10(本) その弐

コメントは後日予定。手元に本が無いとちょい厳しい。
5位 『心の社会』 マーヴィン・ミンスキー
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4位 『方法への挑戦-科学的創造と知のアナーキズム‐』 ポール・K・ファイヤアーベント
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3位 『知についての三つの対話』 ポール・K・ファイヤアーベント
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2位 『理性の限界
――不可能性・不確定性・不完全性
』 高橋昌一郎
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1位 『意識と本質
―精神的東洋を索めて』 井筒俊彦
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今年のベスト10(本) その壱

10位 『読書について 他2篇』 
ショーペンハウエル

どく
常日頃から、多くの本に囲まれ多読の生活をしているとそれだけで満足してしまいあたかも自分に優れた知識が備わっているかのように錯覚をしてしまう。
本書はそれに対する警告である。
明敏なる哲学者の言葉は現代の知識人までも射抜くその射程をもつ。

9位 『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』 M・スコット・ペック
うお
善と悪との絶対的基準は存在しない。人がどこでその倫理を線引きするかを考えるのは当然のことであると同時に、危険な意味も持つ。
身近にも邪悪な人間は存在する。問題は我々がそれについてどう向き合い、接するかについて深く考えなければならないことだ。

8位 『素粒子』 ミシェル ウエルべック
そ
この小説は、恋愛弱者の悲劇であると同時に、ヒッピーの終焉、そして西欧の自滅が鮮明に描かれる。
欲望の果てなき拡大が、人類に何をもたらすか疑問を持つ人はきっとこの小説に満足するだろう。
露骨でドギツイ性描写が鼻につくかもしれないが、この小説の底に見え隠れするのはヨーロッパ知識人から見た、アメリカ消費型社会への屈折した批判と軽蔑のような気がしてならない。

7位 『ニーチェとの対話 ツァラトゥストラ私評』 西尾幹二
にー
ニーチェのテクストを通じて得られるのは何か?
それは知識ではなく、我々を奮い立たせ起爆剤である。
現代社会の攻撃にも充分通用できる、ツァラトゥストラの言葉は心の奥底まで見透かす。
本書はそれがエッセイの語り口で証明される。

6位 『マダム・エドワルダ』 ジョルジュ・バタイユ
えど
エロティシズムの極致を味わうことができる作品。だがそれは快楽ではなく何か非常に痛ましいものが付きまとっている。
エロスの果ては陶酔か嫌悪か。全てを飲み込まんとする虚無がここには待ち構えている。
果たして人はそこまで愚かで、裸になれるか?
無視することは出来ない。

孤独な酒飲みの夢想

バーで一人、酒を飲みながら物思いに沈もうとも、疲れと空腹が先に出て、頭の中のぼんやりとした考えもも形になることはなく、霧のように全てはうやむやになってていくようだった。
店内の喧騒は思索のBGMにもなりはしなかった。おしゃべりも音楽もただの猥雑なノイズだった。
バイトで小金稼いでもこうやって酒代に消えてくんだから、儚いものだ。
こんな孤独にも耐えることができないから、チンケなブログを杖としてすがり、足取り重く歩まなければならないのだ。すっかり足腰が弱くなったのか、それとも杖で少しでも楽したいのか。
孤独とは人前で曝すこと無く、一人耐え忍び守らなければいけないのだろうか。
だが一体誰が私が孤独であることを知らせてくれよう?
もっともっと曝さなければ人は本当の孤独にはなれない。
心地よいほろ酔いが、私の鋭く尖り過ぎた感覚を麻痺させてくれる。
素直になれるのはその時だけだ。

教訓
お酒はほどほどに。体にも財布にも限度ってものはあるんです。

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今年のベスト10 (音楽♪) その壱

10位 『1984』 Hugh Hopper

1984
どこまでも無機質で人工的な音が延々と続く。実験的な側面も強いのだが、決して聴き辛くはない。
人の深層心理に訴えかけるのは、非人間的な音像に逆らおうとする本能なのか。
心地よく感じるのは、意志を失くし取り込まれた証拠なのか。まさにオーウェルの小説『1984』の世界。

9位 『Berlin』 Art Zoyd

Berlin
真っ暗な空間に閉じ込められた時、聞えてくるのは日常最もかけ離れた所に位置する極北の音楽。
冷たく逸脱した音に嘲笑われ、見知らぬ異国の都市を一人で彷徨うなような孤独と不安を煽られる。
決して馴染む事の無い音に、心底疲弊させられる。

8位 『
ANGHERR SHISSPA』 高円寺百景
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本家Magmaに勝るとも劣らぬハイテンションの演奏が繰り広げられる。
息つく暇なく続けられる変拍子、ユニゾン、怒涛のコーラスは聴く者に安らぎを与えず、体も脳も沸騰状態になってしまいます。
”ぶち切れMagma”といった方が正しいか。手の着けようがない凶暴さです。

7位 『Epilog』 Anglagard

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痛ましもく全身の血を噴き出しながら全力疾走するイメージ。
激情を叩きつけるかのようなアンサンブルと無力感のみが残されるような雰囲気の落差が凄まじい。
己の感情を全て放出した時、このような作品が生まれるのだろうか。

6位 『You Can't Do That On Stage Anymore vol 2』 Frank Zappa
zappa
一度聴いたら最後、降りる事の出来ない、音のジェットコースター。
難曲をスピード感満点にいとも簡単に演奏されこっちが呆気にとられる。
観客とのやり取りもこれまた楽しい。
これぞ究極のロックパフォーマンス!









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