1-2-Switch
対応ゲーム機 ―→ NS
発売日 ―→ 2017年3月3日
価格 ―→ 4,980円(税別)
ジャンル ―→ バラエティ
CERO ―→ A(全年齢対象)
備考 ―→ 2人対戦が前提のゲームです。(1人でもプレイできるゲームは2つだけ)



◆== 簡単なご紹介 ==◆

任天堂がニンテンドースイッチの本体と同時発売した、完全新作のバラエティゲームです。
ゲームの画面ではなく、対戦する相手の目を見て楽しむという、アナログだけど新しいミニゲームが、全28種類。モーション操作やHD振動、モーションIRカメラなど、ジョイコンの持つ機能を様々な形で活かしつつ、誰でも簡単に楽しんでもらえる内容になっています。

この前、甥っ子や姪っ子が遊びに来たので、一緒に楽しんでみました。
1人プレイでは、真価を全く発揮できないゲームですからね。実際に向かい合って楽しんでみて、その感想を書かせていただきます。




◆== 簡単に感想 ==◆

[◎]ジョイコンの機能をフルに活かしつつ、操作はシンプルに。
全ての収録ゲームが、モーションコントロールによる操作メイン。そんなに複雑な操作をするものは無いので、一度理解すれば、誰でもスッと楽しめます。

そして、HD振動。やっぱりこれですね。「カウントボール」では、ボールが中で転がっているような感覚になり、「金庫破り」では、ほんのわずかな振動を頼りにカギを開けていきます。
楽しみにしていた「カウントボール」でのHD振動は、想像した以上にけっこう性格。コツさえつかめれば、ちゃんとハッキリと数が分かるようになり、ちゃんと表現できていることを感じていただけると思います。
HD振動については、これ単独でまたいずれ、別でお話ししますね。

[◎]ミニゲームの種類としては、充分。
全28種類。「ガンマン」と「帰ってきたガンマン」は、ほぼ同じ内容ですが、それ以外はこれといってダダ被りしているものはなく。静かに楽しめるものから、激しいものまで、色々取り揃えています。

各ゲームに「トウガラシ」のマークが表示されており、これが少ないほど静かに楽しめるもの。多いほど、激しく動くものだそうです。
静かに楽しむものの例としては、先ほどの「カウントボール」や、お題通りの姿勢を保ち続ける「禅」、鳴ったら相手よりも先に取る「電話番」など。激しく楽しむものの例としては、自由に踊りつつストップ!の合図の時は止まらないといけない「フリーダンス」や、タテ斬り・ヨコ斬り・防御を駆使して戦う「ソードファイター」などです。

[△]ゲーム側のノリが良すぎて、人によっては付いていけないかも?
まずゲーム開始時、それぞれプレイヤーが所定の位置に立ってジョイコンを持ち、認証テストをするのですが・・・振動が来たほうがジョイコンを振ってアピールするというテスト方法。
また、その間のナレーターのテンションが、ま~高いこと高いこと。そして基本、ゲーム中に出てくるナレーションは、全体的にテンション高いです。
ノリノリで明るく楽しんでもらうための心配りだと思いますが、そうはいっても、ノリ良すぎて「置いてけぼり」な感じになる人もいるかもしれないですね。どちらかというと、海外の人っぽいノリって感じです。

あ、ちなみに。初めて起動した時は、全ゲームが解禁されていなくて、7つほどのゲームからいくつかプレイしていきます。
そして、慣れてきたところでようやく、全ゲームが解禁されるという流れのようです。
「いきなり28種類並ぶと混乱するから」ということだと思うんですけど、それなら基本形である「ガンマン」をプレイして、それだけで解禁でも良かったかな。だって最初「プレイして少しずつ解禁していく形なのかな」って心配になりましたもの。

[△]映像でルールと操作を説明してくれるのは、良い部分もあり、悪い部分もあり。
ゲーム選択画面では、選択した状態で放置することで、ルールを、実際にプレイしている映像で解説してくれます。
基本的にはどれも分かりやすいのですが、一部、映像だけではピンと来ない内容もあり、ちょっと説明不足に感じたものもありました。

その一例が「魔法使い」。

ジョイコンを杖に見立てて、魔法をぶつけ合って戦うという内容なのですが、まずジョイコンを頭上でグルグル回してパワーを溜めて、スタート!の合図で相手に向かって魔法を放ちます!お互いの魔法が真ん中でぶつかり合うので、ジョイコンを手前に引いて押し出すことで、相手にグンと押し返すことができます。
ただし、やみくもに押し返せばいいわけではありません。このゲームでは「カウンター」というものがあり、相手が押してきた直後にこちらが押し返してやれば、カウンターが発生してより強く押し出せるのです。

これ、映像でも一応「カウンター」の様子を見せてくれていましたが、正直、映像だけでは条件が分かりづらかったかな…。
私は理解できましたが、ゲームをあまり慣れていない人には、ピンと来ないかも?って気がしました。

[△]モーションIRカメラは、まだまだ改善の余地あり。
唯一、モーションIRカメラを使って遊べる「大食いコンテスト」。ちなみに、1人でも楽しめます。
右ジョイコンに付いたIRカメラの正面に口を持ってきて、だいたい5cmほど離して口を開けた状態で、認識させます。そのままの状態で待機して、よーいスタート!の合図で口をパクパクさせて、ホットドッグをガンガン食らっていきます。
制限時間は10秒間。これ、意外と疲れます(苦笑)

ま、それはさておき。
私がプレイしたときは全く問題なく反応して、現状の最高記録は10+4分の3個。せっかくなので、甥っ子と姪っ子が来たときにも、プレイしてみてもらったのです。
しかし、あんまりうまくいかなかったんですよね。
姪っ子の時はまずまずの反応ながら、たまに反応しなかった瞬間がありました。そして甥っ子に至っては、3回ほどプレイしてみてもらったのですが、ほとんど反応せずじまいでした。(動いていないことは、私がそばで確認しています)

その後で、いろいろなシチュエーションを試してみましたが、私はやっぱり、ほぼ問題なく反応しているので・・・単純に、小さい口だと反応しづらいのかもしれません。甥っ子は、小学2年生。(開けた時の)口の大きさだけでいうなら、たぶん私の半分くらいしか無いですからね。
とはいえ、小さい子供にも楽しんで欲しいゲームなのに、子供の口だと反応しづらいって・・・どうかと思うのです。色々な理由が重なって、たまたま上手くいかなかったのかもしれませんが、少なくとも「正しいプレイ」は出来ていたハズなので。IRカメラを構築するプログラムについては、改善の余地がありそうだな~と感じました。

[✖]ジョイコンストラップを、付けたり外したりが、ちょっと煩わしいな~・・・。
ゲームによって、ジョイコンストラップを「付ける」ように指示するものと、ジョイコンストラップを「外す」ように指示するものがあるんですよね。
安全のためのストラップなんですから、別に付けたままでいいと思うんですよ。なのに「大食いコンテスト」では外すように指示が出るんですよね。IRカメラしか使わないんだから、付いていても付いていなくても、絶対問題ないでしょ?

そして、そうやって指示するわりには、逆に「ジョイコンストラップを外さないとプレイできないゲーム」で「外す」指示がないんですよ。
このゲームに該当するのが、「電話番」と「ジョイコン回し」。どちらも、SL・SRボタンの付いた側面のところを下にして立ててから、プレイするものなんです。
ジョイコンストラップのSL・SRボタンは丸みを帯びているので、ジョイコンストラップを外さないと、まともに立ちません。なのに、指示されないんですよね。

外さなくてもいいと思うところで外せと言われ、外さないといけないところで外せと言わない。
ちょっとこれは、任天堂らしからぬ配慮の悪さであると感じました。


ちなみに。
以前、ニンテンドースイッチのファーストインプレッションで、ジョイコンストラップについて「子供とか外すの大丈夫なのかな?」と言っていましたけど、実際、甥っ子や姪っ子がプレイした時、やはり外すのに苦労していました。ちゃんとしたやり方を教えてもなお、です。

甥っ子はある程度コツがつかめたので、最終的に自分で外せるようになっていましたが、姪っ子はあきらめて、私任せになっちゃいました。というか、外すのにコツがいるって時点でね・・・。



◆== まとめ ==◆

遊ぶ人の環境や性格によって、楽しめるか否か?が大きく変わってくるゲームだと思います。
基本は、ジョイコンの様々な機能を使った単純なパーティーゲームの集合体。操作はシンプルで誰でも楽しめますし、デジタルな画面を見ずに遊ぶという行為は、むしろゲームに慣れていない人ほど馴染みやすいのかもしれません。

あとは、遊ぶ人たちがどれだけ「純粋」に。そして「童心に返って」楽しめるか?そして何より、そういう仲間が周りにいるか?ってことでしょうね。こういったゲームを、冷めた目で見たり考えたりしちゃう人は・・・まあ、そもそも買わないか(苦笑)
「ジョイコンの機能を活かしていそう」っていう理由だけで買った、1人プレイメインの人もいるのかもしれませんが、あくまでメインは「2人以上で楽しむバラエティゲーム」であることを忘れないように。ハッキリ言いますが、こういうゲームや『マリオパーティ』シリーズとかを、1人でプレイしてみて低評価を付けても、鼻で笑われるだけです。本来なら、ね。
しかし今の時代、ゲームはどんな形であれ「1人プレイで楽しめるのは当たり前」という感覚が強いので、ゆえに、1人で遊べないことを理由に文句を付けると、意外と影響があったりするものなのです。まったくもって、世知辛いことです。


ま、それはさておきまして。
私としては、子供たちが最高に楽しんでいたようだったので、それだけでも十分、パーティーゲームとして魅力的な内容に仕上がっていることの、証明になると思っています。
だからこそ、先ほども言いましたが、ジョイコンストラップの指示はもう少し配慮できなかったのかな・・・という問題が、やはり気になっちゃいます。なんかそこで、ノリノリだったハズなのが一瞬止まっちゃう感じになるんですよね。

個人的には、遊ぶ2人と、それをサポートする人が最低でも1人いると、なお良いと思います。
少なくとも今回、私はサポートに徹して、基本は甥っ子と姪っ子にずっと楽しんでもらいました。でも、プレイしている人を見るのも楽しいタイプのゲームなんでね。私もワイワイ楽しませてもらいました。

そして、ゲームの表現力という点においては乏しいように見えるかもしれませんが、それはあくまで「ゲームが主役」ではなく「遊ぶ人が主役」なので。ゲームがやたらとキレイな映像を強調する必要はありません。
実写で解説してくれたりするのですから、理解するための表現としては、それに勝るものはないハズです。


何はともあれ。個人的に気になる部分はあれど、パーティーゲームとして十分なポテンシャルを秘めた作品。
大事なのは、プレイする人たちが、恥ずかしがったりせず、屁理屈をこねたりせず、ただただ純粋に、対戦相手と見つめあいながら色々なゲームを楽しむ。これに尽きます。

そういう楽しみ方ができる人のためのゲームなので、それに該当しない人はそもそも、お呼びではないゲームソフトだと思ってください。それくらい割り切って制作されたからこそ、見つめあって遊ぶゲームというのが誕生したのですから。


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任天堂
2017-03-03