ぷよぷよクロニクル
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2016年12月8日
価格 ―→ 5,490円(税別)
ジャンル ―→ アクションパズルRPG
CERO ―→ A(全年齢対象)
備考 ―→ 3D立体視には対応していません。



◆== 簡単なご紹介 ==◆

定番の落ちものパズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズも、今年で生誕25周年!
それを記念して発売された今作は、久々にアルルとカーバンクルを主人公となり、様々な世界を駆け巡る「RPGモード」を収録した作品となっています。もちろん、いつものようにぷよぷよ勝負を色々なルールでお楽しみいただけますし、最大4人でのオンラインプレイもお楽しみいただけますよ。

そういえば、こちらも感想を書いてなかったな~と思いまして。
まだ「RPGモード」が途中ですけど、全モードを一通り触ってみての感想を、ざざっと書かせていただきます。



◆== 簡単に感想 ==◆

モードごとに分けて、書いてみましょうかね。


||== RPGモード ==||
[◎]可愛らしいキャラクターが繰り広げる、漫才デモのようなノリは健在。今作オリジナルキャラである「アリィ」にしても、とりあえず出会ったキャラクタに「〇〇愛で溢れています~!」なんて独自の解釈をするなど、やっぱりヒトクセあるキャラクターばかりです。しかも、漫才デモは、フルボイスですよ(ボタンを押して、ボイスをスキップすることも可能)。

[◎]カードを装備するという概念があり、RPGらしい要素を盛り立てています。
道中でカードが手に入ることもありますし、集めたお金でカードやレアなカードを購入したり、あるいは合成でもっとカードを強くしたりできます。
装備できるカードは4枚まで。組み合わせは自由なので、バランスよる能力を上げることも、1つの能力に特化することも出来ますよ。

[✖]漫才デモもそうなんですが、全体的にテンポは良くありません。
ダンジョンの仕掛けは、ありきたりなものばかりですし、アルルの移動スピードもあまり早くないので、単調な行動の繰り返しになりがちです。ダンジョンの仕掛けにワクワクしている人の期待には応えられないと思いますし、快適なプレイを望まれるかたは、イライラすると思います。
1回1回の戦闘も、そこそこ時間がかかります。序盤は4連鎖くらいすれば1発で終わるくらいですけど、徐々にそうはいかなくなっていきます。あまり上手くない人が、2連鎖あたりでコツコツ戦おうと思うと、余計に時間がかかるでしょうね。
敵に当たりさえしなければいいので、戦闘の回避はできるのですが…なにせRPGですからね。どれだけぷよぷよが上手くても、レベルを上げないと、そのうちダメージが通らなくなりますよ。

[✖]町でサブクエストを受注すると、たいていの場合、サブクエスト専用のダンジョンへ行けるように。
わざわざ別で用意しているのは”こだわり”なのかもしれませんが、メインのダンジョンと同じくらい攻略に時間がかかるうえに、報酬がそうでもないので。受ける旨味が、あまり無いように思います。レベル上げのついで、くらいで考えておきましょう。

[△]倒したモンスターも仲間になることがあるのですが、能力的には、いわゆる主要キャラクターたちのほうが断然上なので、わざわざパーティーに組み込む人はいないでしょう。よほどの愛情がない限りはね。
おそらくそのうち、キャラクターの合成的な要素があるんでしょうけど、3つ目の村に差し掛かった時点ではまだ、無い模様。

[△]おそらくですけど、「RPGモード」でキャラクターを仲間にしないと、その他のモードでも使用キャラクターが増えていかないようです。
「面倒くさそうだから、いつものぷよぷよだけ遊ぼ~」とか思っていたら、お気に入りのキャラクターがまだ出現していなくて、結局はRPGを進めないといけないってことになるでしょうね。きっと。


||== その他のモード(ローカルプレイ) ==||
[◎]相変わらず、多種多様のルールが用意されています。「とことんぷよぷよ」系だけでも、6種類用意されています。
また、ルールごとに「ゆかりのある曲」のアレンジが用意されており、シリーズ経験者には嬉しい要素ですね。私も思わず「お~懐かしい」と言っちゃいましたよ。

[◎]「レッスン」という要素が追加され、基本的なことから、連鎖の組み方などの応用編まで、分かりやすく学べる要素が入っているのは、有難いですね。
私は一応、理解しているつもりなのでプレイしていませんけど、2連鎖くらいしか出来ない…とかいう人は、ぜひ受講してみてくださいね。

[✖]プレイすることで「ポイント」がたまり、そのポイントを消費して、あたらしい”ぷよデザイン”を購入したり、細かいルール設定に新たなルールを追加したりとかができます。アルルたちの「ボイスチェンジ」なんかもありますよ。
ただ、このポイント。プレイ時間に関わらず、獲得できるポイント数が変わりません。ポイントに影響する成績は、「最大連鎖数」と「全消しした回数」だけというね…。スコアに応じてとかだったら、「とことんぷよぷよ」で頑張ってポイント溜めていこう!ってなりますけど、これじゃちょっと、貯める気が起きにくいですね。
たぶん、1回だけ大連鎖をしてわざとゲームオーバー、の繰り返しになりそうです。


||== その他のモード(インターネット) ==||
[✖]全国のプレイヤーと対戦できるルールは、「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」、そして今作の「スキルバトル」です。
「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」は、真っ当にプレイできるから良いのですが、問題は「スキルバトル」。RPGモードでのレベルがそのまま反映されるため、結果的にレベルの高いものが勝つ感じになってしまうのです。
純粋に、各キャラクターのスキルを使えるバトルを期待していたのですが、ここへレベルの概念を入れてしまったら、「RPGモードを頑張った人が勝つ」だけの場所になってしまいます。疑問には感じなかったのでしょうか…?

[✖]「クラブ」を作成して、色々な人に参加してもらうことができる、という要素があります。フレンドのクラブへ合流するということもできます。
しかし「クラブ」は、全てのルールを決定してから作成するため、後からルールを変更することができません。しかも、基本的に選択できるルールは、上で紹介した3つだけです。細かいルール設定ができるくらいで、あとは変わりありません。
なんか、この仕様だと、クラブを作ってまで遊びたいとは思えません。普通にフリーで相手を探したほうが、快適に楽しめそうですね。ただし、フレンドとの合流はクラブを通じてしか出来ないので、フレンドと一緒に楽しむための手段として利用すると良いでしょう。



◆== まとめ ==◆

25周年として発売された作品ですが…「RPGモード」には正直、思ったより魅力を感じませんでした。
漫才デモのノリとか表情の豊かさとかは嬉しいのですが、RPGとしての要素には、あまり感心しませんでしたね。テンポも悪いし。だったら、いつものような感じで漫才デモだけ繰り広げて、次々対戦するって形式のほうが、やっぱりいいです。
ただし、私が魅力を感じなかったというだけなんでね。まったりと楽しめれば、それでいいやって人なら、特に気にならないかもしれません。セーブも、いつでも出来ますのでね。

一方で。あくまで純粋に「ぷよぷよ」を楽しみたいのなら、その期待には応えられると思います。
キャラクター解禁についてだけは、RPGモードをプレイしていただく必要がありますが、それ意外の様々なルールを楽しんで頂くのなら、いつも通りの色々なルールがありますのでね。
それこそ通信プレイばっかり楽しみたいという人なら、いつも通り、とことんレーディングを上げていく楽しみができるでしょう。

ま、そういう意味では、全体的に「いつも通りのノリで楽しむぷよぷよ」ってことですかね。可もなく不可もなくって感じで、あとは、RPGモードがお気に召すかどうか?が重要なところです。
私は、思ったよりお気に召さなかったので、止まっているんですよね。途中で。なんか、いつもの漫才デモに、ただ安直にダンジョンなどのRPG要素を付け足しただけって感じがして、そこに「楽しんでもらいたい」という愛が溢れているようには思えませんでした。アリィを見習ってほしいです(苦笑)


ぷよぷよ自体は、これからも定番の落ちものパズルゲームとして多くの人に愛され続けると思いますけど、そろそろ展開のしかたも考えていって欲しいところです。
前作にあたる『ぷよぷよテトリス』は、新しい挑戦を意欲的に盛り込んでいたのでワクワクできましたが、今回は正直、そのワクワクを感じることが、あまり出来なかったので。この調子で平坦な展開を続けていくのは、辛くなってくるでしょう。
これからも、30年、35年と続けていくのであれば、ハッキリと感じられるような「新しい可能性」にも、挑戦して欲しいですね。


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