読書をてこ入れする③

早いもので既に7月に入っており、当社にとっては今期も折り返し点を
過ぎた事になります。上半期は”コロナショック”によって、当社の事業も
かなり翻弄されましたが、下半期はウイズコロナを前提とし、ポストコロナを
も睨んだ持続的成長への布石を、積極的に打っていきます。

その為には新たな”知”のインプットが欠かせないので、引き続きビジネスに
役立ちそうなタイトルを中心に、積極的に本を読んでいます・


営業はいらない (SB新書)
三戸 政和
SBクリエイティブ
2020-02-05


キャッチ―なタイトルと、ホリエモンご推薦の帯が却ってクセの強そうな
中身を想像させますが、意外に(!)まっとうな内容で、様々な気付きを
得ました。こコロナショック前の発刊の本ですが、現時点で読むと更に
異議深く、特にフィールドセールス偏重から、インハウスセールスと
マーケティングを重視する流れ、更にオンラインセールスの可能性の探索に
ついても考えて行くべきと思いました。

タイトルに反して、営業に係る人こそ読むべき一冊だと感じました。




知識経営の大家で、”SECIモデル”で知られる野中郁次郎先生の最新著書。
2015年発刊で以前このブログでも紹介した「全員経営」の続編のような
位置付けの一冊です。

前著と同様に章毎に物語編と解釈編からなり、物語編では様々な企業の
製品やサービスの開発事例(日産のノートe-POWERや花王のバイオIOS等)が
紹介され、解釈編で著者が詳細に解説する構成になっています。ケース7で
個人的にも知己を得て、またKAILにおいて何度もセッションを担当された
日本環境設計株式会社の岩元会長の事例が紹介されています。それぞれの
ケースから、人と人の共感をベースにした物語り(ナラティブ)戦略の実践が、
これから益々重要にるというメッセージに、正しく大いに共感した次第です。




このブログでも過去に何度か紹介しましたが、当社のような技術志向の
メーカーにとって特に有用な経営理論である”両利きの経営”。こちらは
スタンフォード大学のビジネススクールのケースに取り上げられたAGC株式会社
(旧名旭硝子株式会社)による実践のストーリー。実は当社も、現在実行中の
中期経営計画の定性的ビジョンに掲げている事もあり、日本企業による
実践例として、とても参考になりました。

序文にて、「両利きの経営を実現する上でカギとなるのは、組織カルチャーの
マネジメントであり、本書での”組織カルチャー”とは具体的な仕事のやり方の
事である」、とうたってあります。その上で、知の深化と知の探索を両立させる
組織カルチャーを築く事は容易では無く、そしてそうであるが故に、挑戦を
続けていく事の重要性を強く感じた次第です。


学びの継続を支援す

先週水曜日に天神にある福岡 事業構想大学院にて、ゲスト講師として
お話をさせて頂く機会を頂きました。事業構想大学院大学はその名通り、
事業構想修士(MPD: Master of Project Design)の学位を取得できる
社会人向けのカリキュラムを開講しています。

福岡のキャンパスでは現在20数名の方が学んでおられ、時間割りを
見たところ平日は夕方、土曜は日中にびっしりと講義が割り振ってあります。
スタッフの方によると、福岡校で学ぶ方々は大企業から派遣を中心に、
公務員の方、また当社のようなオーナー企業の事業承継者も全体の
3割割程おられるそうです。私が卒塾したKAILの碧樹館プログラムや、
当社の社員2名が現在学んでいるグロービス経営大学院のMBAコースとも
ちょっと違った人員構成になっているようです。

また過去のゲスト講師のリストを見ると、知り合いの地元の経営者の方が
多数おられました。

IMG_5111

当日の講義は夕方7時にスタートしました。福岡の生徒さんに対して対面で
話をさせて頂くと思っていたのですが、実際は東京、名古屋、大阪の
キャンパスともTV会議の”Teams”で繋いでいたので、都合100名程度の方が
聴講されたそうです。進行は田中学長自らが、東京から務められました。

事業の構想という大きな着眼点から、最初に「当社のビジネスプロダクトの
進化」と「グローバル化の推進」の二つテーマで一時間程話をした後、
質疑応答に入ったのですが、福岡だけでなく各所より沢山の質問を頂き、
全てが終了したのは夜9時半近くになっていました。かなり鋭い問いも多く、
それに対してり前のめりになって答えた事で、私自身にとっても学びの多い
有意義な時間となりました。

IMG_5112

数年程前から、様々な場所に置いてこういった登壇の機会を頂く事も
ありますが、特に今回は事前の準備から実際のセッションそして質疑応答に
至るまで、すごく刺激的でした。私の経営に関する経験談が、社会人に
なっても継続的に学んでおられる方々にとって、少しでも参考になったと
すれば、とても嬉しいです。

最後に今回こういった機会を与えて頂いた、事業構想大学院のスタッフの
皆様に心より感謝致します。



猪野川へ

この前の日曜日、立花山へのトレランから戻り暫くへたばってましたが、
午後になって少し気力が戻ったので、嫁さんの提案にのり、コロナ自粛が
明けて、久々に家族4人で外にお出かけしました。行先は猪野川、
と言っても、いつも行っていた神社近くの猪野公園ではなく、もう少し奥の
猪野ダム親水公園」まで足を延ばしてみました。

IMG_1702(2)

IMG_1706(2)

 IMG_1704(2)

福岡にずっと住んでいながら、ここに来たのは初めてだったのですが
山間の奥まった場所にある綺麗な渓流であり、自宅から10キロ程度しか
離れていないのに、奥深い自然を満喫できます。家族連れを中心に結構
沢山の人が来てあり、バーベキューをしているグループもいました。
うちの娘達も今年最初の川遊びを、エンジョイしている様子でした。

今回は急に思い立ったので、短時間の滞在でしたが、次に行く際には
簡易テントやランチを持参して、ゆっくりリフレッシュしたいと思います。



立花山へ

一昨日の日曜の朝、人生二回目のトレイルランで今回は立花山へ。

下原の登山口から山頂まで登り、三日月山霊園に向かって降りるコースで、
自宅から往復で13キロ程度と推定。事前にスマホであらかたの道順を確認し
(グーグルマップでは山道の詳細は解らず)、経験者の嫁さんからも
登山口のおおよそ場所を聞いた上で、朝7時半に自宅をスタート。
気温21℃で、この時期としては上々のコンディションでした。

しかし、山裾の近くまで来て(案の定と言うべきか)下原での登山口が
なかなか見つからず、行きつ戻りつしながらそれらしき山道があったので
進んでいくと、何故か途中で道なき道に... それでも山腹を見上げると、
小道のようなものが見えて、そこを辿れば登山道に合流できると考え、今更
引き返すの嫌なので無理して登って行くと、やがて完全に行き詰ってしまい、
已む無く断念。元の場所に引き返すべく降り始めたのですが、周囲は
完全に雑木林で急な斜面でもあり、すごく往生しました。おまけに下って
いくうちに、一瞬自分の場所が解らなくなって、怖い思いもしました、

それでも何とか山道入口まで戻る事ができたのですが、この時点で既に
50分近くが経過。正直このまま自宅に戻ろうかとも思ったのですが、
余りにも癪に障るので、スマホの地図を睨みながら暫く粘っていると、
本来意図したのとは別の登山口に行きあたって、そこから何とか山頂まで
辿り着く事ができました。

結局山頂での休憩を経て、家に戻ったのは10時過ぎ。総移動距離は
17.4キロになり、フルフマラソン並みに疲れたトレランでした。
今回の教訓としては、登山口のような重要なポイントは事前にもっと
入念に確認する事。そして万が一おかしな道に入ったと思ったら直ぐに
引き返す事の二点です。

立花山のような身近な山でも、山は山。まあ大丈夫だろうと甘く見たので、
結構きつい目に会ってしまいました (>_<)

IMG_5090

IMG_5088

それでも山頂からの景色とその空気感は、前回の三日月山とはまた
一味違って、やはり格別でした。

既に正しい登山口の位置は頭に叩き込んだので、また近いうちに
リベンジしたいと思います (^^)


DXからCXへ

最近はバズワードとなりつつあるDX(デジタルトランスフォーメーション)ですが、
私が強く意識しだしたのは、昨年1月末にさるコンサル会社主催の米国視察で
サンフランシスコのシスコシステムズを訪問した際に、下記の本の著者の方の
セッションを受けてからです。


以来、当社では丁度ERP更新の時期も近づいていたので、それに併せて、
DXによる業務改善を重要経営課題の一つに掲げて推進して来ました。
それが今回のコロナ騒動による、テレワーク(在宅勤務)をの実施や、
オンラインでの会議やミーティングの普及事等で、一気に加速された事を
実感しています。

その一方で、DXの推進のみならず、マネジメントに関するより大きな
課題も種々顕在化してきたので、経営会議メンバーを中心に協議を重ね、
「ポストコロナを睨んだ全社共有課題」として取り纏めました。それは
「働き方」「採用と教育」「人事評価」「会議体とコミュニケーション」
「事業展開と営業手法」「経営層の育成」「グローバル連結経営」といった
多岐な項目に渡っています。

これらの課題に基づいた具体的なアクション項目も既に纏めて、各部門と
共有しており、今後は設定したスケジュール通りに粛々と実行し、
更に実行しながら細部を詰めて行こうと考えています。


先日読んだこの本で、著者の富山和彦氏はCX (Corporate Transformation)の
重要性を説かれています。CXとは。企業が直面する危機の克服局面において、
会社の基本構造、事業モデル、必要な組織能力を大きく変容させる事であり、
コロナショックはCXの大チャンスと主張されています。

この文脈においては当社が実行しようとしている事も、正しく”CX”であり、
4月28日のブログに書いた「ピンチをチャンスに」を活かす経営の実践に
他ならないと感じました。


6月24日発売の上記の続編ともいえる富山氏の新刊本が楽しみです。






記事検索
株式会社西部技研公式サイト

プロフィール

seibu_giken

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード