2017年01月

超私的映画批評、その6

久々に最近観て面白かった映画について書いてみます。

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マグニフィセントセブン

こちらは先日の中国出張の際の帰り、上海~羽田のJAL便で観ました。
黒沢明監督の「七人の侍」をリメイクしたハリウッド版「荒野の七人」の
再リメイク。

私は「七人の侍」は大人になってビデオで一度見たきりなのですが、
「荒野の七人」は子供の時に、テレビ(たぶん日曜洋画劇場)で何度も
見ており、ストーリーは勿論主な場面も結構憶えています。プロットが
秀逸なので、なんども見ても飽きる事無く、ラストは独特の爽快感が
味わえます。

この再リメイク版もプロットはオリジナルの二作とほぼ同じですが、
俳優がみんなオリジナル同様に個性的なので、とても楽しめました。
個人的には流れ者のギャンブラー”ジョシュ”役のクリス・プラット
キャラが好きです。あとイ・ビョンホンはもはやハリウッドスターの
風格ですね。

「荒野の7人」が好きだった人には無論ですが、勧善懲悪型の西部劇が
好きな人にもイチオシの作品です。

320 (1)

ハドソン川の軌跡

こちらは自宅のApple TVで鑑賞。監督がクリント・イーストウッドで
主演がトム・ハンクスとくれば、外れようが無いと思いますが、
想像よりももっと見応えがある作品でした。

2009年1月15日に起きたUS Airの便がニューヨークのハドソン川に
緊急着水した事故については、日本でも大きく報道されたので良く
覚えています。私は20代の時にニューヨークに駐在していた際に、
正しくこの便(ラガーディア空港発シャーロット行き)にも、何度か
乗った事を思い出しました。

日本の報道でも、この機を操縦していた機長を英雄のように
褒め称えていましたが、その後の調査では彼が容疑者としても
扱われていた事実に、正直驚きました。

機長が自身の信念とプロフェッショナリズムに従い、事故調査を
担当した国家運輸安全委員会からの厳しい追及にいかに
対応したかが、この映画の見どころの一つですが、私は人は立場が
違うと、一つの事象に対しても全く違った見解を持ってしまう事を
再認識させられ、少し怖くなりました。

怖いと言えば、不時着を決意した機長が乗客と乗員に対して
”Brace for impact!(衝撃に備えて!)” とアナウンスするシーンが
何度も描かれるのですが、私も飛行機にはよく乗るので、万が一
このアナウンスを聴く機会に遭遇したら、どんな気分だろうと想像して、
思わず冷や汗が出ました (ーー゛)

何れにしても、クリント・イーストウッド監督作品としては、前作の
「アメリカン・スナイパー」を凌ぐ良作だと思います。


北九州マラソンへの道

昨日、10か月ぶりにハーフマラソンの距離(21.1km)を走って
みました。 自宅を午後2時に出て、香椎浜を回り、海ノ中道大橋を
渡って、雁ノ巣の先で折り返すコース。

前の晩にお取引先との懇親会で深酒した事もあり、走る前は少し
不安でしたが、天気もとても良かったので、前半はそれなりに
快調でした。タイムの目安を2時間に置いたので、5分40秒/Kmの
ペースを意識し、15キロ付近までは余裕もあったのですが、
その頃から右足付け根の部分が急に重くなり、また左足小指の
外側が痛み出した。

そしてラスト3キロは6分/km近くまでペースが落ち、それ以上に
疲れが溜まって、最後はヘロヘロでした。おまけに今朝起きた
時もけっこう脚が痛かったです。昨年末に2日間で35キロを
走った際はどうって事もなかったのですが、今回の結果は
不安を残しました。

原因を分析すると、前の晩の深酒(帰宅したのは1時頃...)は
論外ですが、やはりペースの設定がまずかったと思います。
本当はLSDで良かったのでしょうが、私の場合どうしても
ある程度のスピードでのペース走になってしまいます。

そもそもフルマラソンを5分40秒/Km(サブ4)のペースで
走り切る事は今の私にはほぼ不可能なので、練習では
もっと抑えたスピードで走るべきなのでしょう。2月19日の
北九州マラソンでは、最後まで歩かずに完走する事を
第一目標においているので、走り込みの段階でタイムを
意識する事は、ナンセンスかもしれません。

という事で、今後の練習では自分が心地良く走れるペースを
意識したいと思います。来週末には30キロランにチャレンジを
する予定です。
 

盛田昭夫について深く学ぶ


私が日本で最も尊敬する経営者で、ソニーの創業者である
盛田昭夫氏の評伝で、ハーバードビジネスレビューでの連載
書籍化された一冊です。

序章でスティーブ・ジョブズが1983年3月に3.5インチFDD購入の為
ソニーの厚木工場を訪問した際の描写があり、とても興味深い
エピソードになっています。彼(ジョブズ)は、若い時からソニー製品の
大ファンであり、盛田氏をとても経営者として尊敬していた事を
公言していたそうです。

本章ではソニー創業時から93年11月に脳内出血で倒れて、99年3月に
逝去するまでの盛田氏を時系列に綴っています。500ページを
超えるボリュームを読了した後、やはり彼ほどのビジネスマンは、
今後は現れないのではないか... と正直思ってしまいました。

盟友の井深大氏とソニーという独創的で革新的な会社を創業し、
日本を代表するグローバル企業に育てただけでなく、特に晩年は
財界を代表して世界と渡り合う日本のスポークスマンとしての
役割を担っておられました。盛田さんを失った事で、日本は所謂
「失われた20年」と言われる時代に入ってしまったのではないか?
そんな事まで考えました。

当社が今年から実行している中期経営計画の基本コンセプトに
掲げている「グローバル・ローカライゼーション」という言葉も
盛田氏の造語だそうです。「グローバル統合」と「ローカル適合」の
両者が全世界で共同できる経営を強く意識しておられたようです。

 
14年前に読んで衝撃を受けたこちらの本と同様に、本書も私の
座右の書になりそうです。またできれば社員の方にも是非
読んで頂きたいと思います。

また本書はあくまでも盛田昭夫氏の評伝なので、彼が亡くなった後の
ソニーについては、どうしても厳しい評価になっています。
私はカリスマ的リーダー去って以降の企業の変遷についても、
凄く興味があり、特に最近のソニーの動向には注目しています。


という事で、こちらの本も先程アマゾンで発注したので、近々
読みたいと思います。


 

Music with running

以前もブログに書いたと思いますが、私はランニングをする際には
必ず音楽を聴きます。音楽のおかげで長距離走る際にも気が紛れて、
脳も活性化するようですが、基本的に歌詞があってシンプルでノリが
良い曲の方が気分が盛り上がります。それで、こ最近は専らこの
グループを中心に聴いて走っています。

Oceanlane

2011年に実質的な活動を停止しているようですが、私はつい最近
Apple Musicで 知りました。
 


ボーカルの方はハーフだそうで、英語の発音にも安心感があります。
ジャンルでいうとパワーポップになるのでしょうが、私は昔から走る
際にはこういった類のバンドを中心に聴いています。

The Cigavettes
Asian Kung-Fu Genertation 
Holidays od Seventeen (福大フォークソング愛好会出身!)
Local Sound Style 

共通するのは全て日本のバンドですが、アジカン以外は英語の
歌詞の曲しか演奏しない事ですね。

その一方で、全く違った雰囲気の曲も聴きますが、現在Oceanlaneと
同じくらいに嵌っているのはこの人です。

浜田省吾

御年64歳の老年ロッカー!でもライブ映像を観るとまだまだ
とってもかっこいいです。



私が大学時代にとても流行った曲ですが、今聴くと独特の
”生々しい感じ”が斬新で良いですね。この曲がかかると
何故か脳内にアドレナリンが分泌されて、思わす走るペースが
上がります (^^)/

という事で、これからも音楽を楽しみながら、走る事に
チャレンジして行こうと思います。


マーケティングについて学ぶ

先週金曜日に参加した、日経ビジネス経営塾の実践編の講師は
ネスレ日本CEOの高岡浩三氏でした。セッションのテーマは
「マーケティング」。三年程前に高岡氏の本を読んだ事があり、
現役経営者の中では卓越したマーケッターだと思っていたので、
このセッションをとても楽しみにしておりました。


世界最大の食品メーカーであり常に高い成長と利益が求められる
ネスレグループの中で、高齢化と人口減少により縮小が進む日本市場の
責任者というとても難しい立場にありながら、2011年の社長就任以来
グループ会社の中でトップクラスの利益と成長率を叩き出し続けて
いるのは、やはりその鋭いマーケティングセンスにある事は間違い
無いでしょう。 その具体的成果としてやネスカフェアンバサダー
キットカットショコラトリーといった日本発のビジネスモデルや製品が
生まれています。

高岡氏によるマーケティングの定義は、「顧客の問題解決による市場の
付加価値創造活動」
であり、中でも顧客が認識していない問題を
解決する事がイノベーションで、客が認識している問題を解決するのは
リノベーションであるとの事。 その意味では日本でイノベーションと
言われる事の大多数はリノベーションであると看破されています。

またネスレ日本では営業部門だけでなく、製造、ロジスティック、
研究開発、人事、財務と言った全部門でマーケティング思考を
徹底しているそうです。その場合に自分の顧客が誰かをきちんと
定義する事が大事であると仰っていました。

塾生からの様々な質問にもズバッと回答されて、とても刺激的な
セッションでした。高岡社長とネスレ日本が繰り出す次の一手が
とても楽しみです、

あと高岡社長とマーケティングの泰斗フィリップ・コトラーが共著した
この本を是非読みたいと思います。

マーケティングのすゝめ (中公新書ラクレ 567)


 
株式会社西部技研公式サイト

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