成績が中々あがらない人を勉強以外の面から観察して、原因を探ることが習慣になっている。

基本は受信能力を持っているか、だが、受信能力そのものも、日々アップデートしているかも大切だ。
小学生低学年ならいざ知らず、高学年、あるいは中学生ともなれば、女子児童と女子生徒(めんどうなのでまとめて女子学童とする)は、いわゆる「小物集め」に凝りだす人が多くなる。

男どもから見たら「そんなものを集めてどーするの?」とか「それが可愛いのか?」というモノを集めてキャーキャー言っているのだが、実はそこにも「受信能力の成長」のヒントがあることを、男子学童も気が付いて欲しいと、私なんかは思うのだ。

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実話というほどのものではないが、小物集めに凝りだした女子学童Aさんがいた。
 
一種の成長過程だな、と思っていたのだが、小物を売っている店の中には、文房具も置いてあることが多い。キャラクターものは高価だから、客=子供が買ってくれないので、横に文房具を置いておけば「勉強に使うし」の理由で、買ってくれるかもしれないのを狙っている。そこが原因なのか、次第に文房具にも凝りだしてきて、今までは私がとりあえず、ということで渡した味も素っ気も何もない、紙のA4ファイルを使っていたのだが、プラスティックカバーのリングファイルを使用するようになった。
 
リングファイルは好きなところから開けることができて、取り外しも便利な優れものだから「ホホー」と思って見ていた。


 

次に今度は、最近使用しているプリント類は、重要なものは新しく買った透明ファイル、そうでないものは以前の紙ファイルにはさみ、分類し始めた。使い終わったプリントはリングファイルから、家に置いてあるという縦棒のハードカバーファイルへとしまうようになった。
 
自分で気が付いたこともあったのだろうが、これは私の方法であった。
横で見ていて「なるほど」と思った、と本人が言っていたからだ。

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彼女の成長過程はこれだけはない。
学校に提出する問題集は自分で答合わせをする。内申点アップの大切なアイテムだ。
 
その際に使うペンも、赤いものとオレンジのものを使い分けて、最初の答え合わせで見事にあったものは普通の赤ペンで〇をして、やり直して2回目にあったものはオレンジのペン、残念ながら答を見てしまったものは番号のところに〇を付けた。
 
傍目には赤系統で〇をしているとしか思えないが、試験前に自分の弱点を見直すのには非常に便利な方法だ。オレンジだけやり直せば良いのだから。
 
学校の先生も途中で気が付いたのだろう、問題集の「検認スタンプ」の横に「丁寧に答合わせ、やり直しをしていることに好感が持てます」と書いてあった。
成績も次第に上がり始め、見事志望校に合格した。

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実は周りの数人は「最近Aさん、雰囲気が変わったぞ」と思って観察していたのだろう。自分たちもリングファイルを使うようになった。

さすがに〇つけの工夫は気が付かなかったようだが、それは私が後でこっそり教えておいた。

一方同じことを見ているはずの男子学童B君は全く成長・変化がない。
 
相変わらずの紙ファイルのままで、しかもだんだん擦り切れていくのに、無頓着に使い続け、しまいにはファイルに挟めなくなるぐらい、プリント類がはみ出してきてもそのままだから、プリントの間にプリントを挟んでおくから、よくプリントをなくす。そこで「忘れ物の多いB」の悪名までもらってしまった。

このままじゃまずいな~と思って「いい加減気が付いたら? ミナサン工夫しているのに、アナタはそのままではないですか?」とアドバイスをして、皆がリングファイルになっているのにやっと気が付く、という鈍感さだ。

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こういうことまで指導するべきなのかなあ~とは疑問に思う。
 
おうちでの躾の問題でもあるが、学校の先生も指導しなくて良いのだろうか?

確かに持ち物は個人の趣味もあるから何とも言えない。押し付けになっては良くないのもわかるが、忘れ物が趣味になっては自分も周りも困らないか?

「受信能力」の高低の差は、持って生まれたものもあるだろうが、低いのなら意識して高めないといけない。
 
やはりそこは身近な保護者が気が付いてあげるべきであり、それが一番だとは思う。

少し恥ずかしくなったB君はようやっと成績が上がり始めた。

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まあこんなことを繰り返しています。
中学生が成長していくのを見るのは、中々楽しい。

では今日はこのへんで失礼します。

m(_ _)m