春休み講習も終わり、こちらもホッと一息つけて、次は4月も終わりになってGWに突入し、新入生さんたちもホッと一息というところだろうか。

で、ここ2、3年の間、新中学1年生を見てきた感想と、小学校の先生に対する指導で、もの申し上げておきたい部分をまとめておこうと思う。つまりグチである。

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①よく考える前に自分の意見を言いがちな人が多い。
今まで日本人は自己主張が弱い、とされてきた。だから子供のころから積極的に自分の意見を発表することに慣れていくべきだ、という教育的主張が主流になり、黙っている生徒より、とにかく自分の意見を「言う」人が高評価を受けるようになった。

これはこれで良い事かもしれないが、悪い面もある。

とにかく自分の意見を発表しなければならない、という強迫観念に捉われてしまい、あまり考えることなく自分の意見を言ってしまうことが多くなっている。「意見を言う前に、まずは自分で考えよ」と諭して欲しい。


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② 人の意見を聞いていない。
これは①の表であり裏でもある。
小学生や中学生が、自分の意見を考えて発表しよう、というのは大したことだとは思うが、そもそも、どうやって考えるのだろうか。

あまりたくさん本を読んでいるようには見えないし、新聞の政治欄や社会欄に目を通しているとも思えない。そして仮に読んでいたり、目を通していたりしても、それらから直接に自分の意見を引き出してくる、というのは大学生でも難しいのではないか?

もちろんデキル教師なら、そんなことはお見通しであって、教師側から考える材料を提供してから考えさせる。しかしここで①の習慣がじゃまをするのである。また①の習慣が身についてしまっている生徒は、国語力がたいてい弱い。

だからせっかく教師側が用意した資料を読まずに、自分の意見を発表することになる。ただし読むのが苦手=国語力がないから、とりあえず自分なりの意見を発表しているだけなのか、それともとりあえず自分なりの意見を発表していることを繰り返しているうちに、国語力が無くなってしまったのかは、不明だ。

どちらにして、小学校の先生は、まずは資料をじっくり読み、先生の解説を聞くことから指導をするべきなのだが、どうも最近その動きが弱いように見えて仕方がない。

社長サンの職場朝礼の話題や、おばあちゃんの知恵袋、あるいは年寄りの繰り言ではないが、
目と耳が2つあって、口が1つなのは、まず人の話をよく聞くためにある

と小さいうちから、キチンと諭して欲しい。

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③過剰な自尊心を植え付けていないか
自分を大事に、大切にするのはもちろん重要なことだ。しかし勉強や学習に対してこれを持ち込まれては、はっきり言って迷惑である。誰でもできないから勉強したり、人にたずねたりしているのだ。つまり生徒とは、アホな存在なのである。もし賢かったら、生徒ではなく教師になっているだろう。

冗談ではなく、生徒から教師にピョンとジャンプした人は実在した。万有引力の法則の発見者で有名な、アイザック・ニュートンだ。恩師バローが老齢を理由に教授職を辞する際、学長に「後任は誰がいいか」と尋ねられ、「彼しかいない」と推薦したからだ。

ニュートンは、弱冠27歳で天下のケンブリッジ大学の教授職に就いたわけで、実在の人物では、当時、恐らく史上最年少。もしかすると今に至るまでも、破られていない記録なのではないか?

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しかし①と②と③が重なってしまうと、間違っているのに、つまり×が付いているのに、自分の意見に固執する新入生が最近多い。学級内政治だったら理不尽なことも通じるかもしれないが、事が学習や勉強になると、齢十三や十四の理窟が通じるわけがない。相手=英語や数学は、巨大な存在なのである。ハイハイと言うことを聞く以外、点数を上げる方法はない、ということがどうにも分からない人がいる。

「自分は〇〇科目の勉強的には、幼児(みたいなもの)だ」ぐらいの認識を持つ人こそ成功する、と小学生のころから植えつけて欲しい。今話題にあげた、かのニュートンでさえ、「自分は、真理と言う大海原の前の浜辺で、珍しい貝を見つけて喜んでいる子供みたいなもの」と言っているぐらいなのだから。

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④もう少し小学校で英語をまじめにやってもらいたい
これは切に感じる。英文どころか、単語も書けないし、覚えてもいない。つまり英語なんかやっていない、と考えた方が良い。ただし、聞くところによると、国から予算は付いていないらしい。これでは小学校の先生方も大変であろう。

ここで少しまた話はそれるが、中学校の英語と、高校の英語の勉強では、特に単語の取り扱いが、決定的に違う。中学英語では単語が書けなければどうしようもないが、高校では極端な話、あまり書けなくても良い。もちろん英作文で使う、ジャンル別のテクニカルタームや、本当によく使う動詞・名詞・形容詞は覚えて書けないといけない。しかしそれら以外のものは、別に綴りが正確に書けなくても、なんとかなる。

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中学英語で単語を正確に書くことが要求されるのは、その単語が極めて基礎的だからだ。日本語で言えば、小学校1年か2年ぐらいの漢字か、極端だが、ひらがなみたいなもので「今後書けないとどうしようもない」レベルのものだからだ。every や Sunday , learn が書けない人の、どこに輝かしい英語の未来が存在するのだろうか?

だから「覚える」という作業の実行を小学校の英語でやっていただけると、ホントに有難いのだが、現状では無理みたいで、ちょっとがっかりしている。

拙著 VITALsシリーズ でも紹介したように、中学1年の英語で勉強することはものすごく多い。でも中学校の先生方は、まず生徒を中学校の生活に慣れさせるという重大な任務があり、教科の指導まで手が回らない生徒が残念ながら、生じてしまうことが、どうも避けられない。小学校側は、中学側の負担を減らすために、腹を決めて、予算を獲得して、きちんと英語の授業をするべきではないか。

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十連休だそうですが、中間テストが近いので、授業がポロポロと入っています。
それに、何も好んで混んでいる時に出かけなくてもよいから、掃除などして、のんびりとやっています。

で、連休中の「玩具」として、私もWindows 10搭載のPCを買いました。でも箱も開けていません。できればこの連休中にセッティングぐらいはやりたい。なにしろ、Windows 7 のサポートは来年1月までだし、Office 2010のサポートも同じぐらいに終了するからです。

ああ、平成が終わる。今日は平成最後の日曜日で、今回は、平成最後の記事投稿でした。
次回は令和の初投稿です。

では今日はこのへんで失礼します。

m(_ _)m