コロナ騒ぎには色々な意見があるだろう。その観点は政治からであったり、法律からであったり、経済からであったり、公衆衛生からだったりする。私は市井の一学習指導者としての観点から、中高生の勉強について今後の注意点を考えてみたい。経験だけは豊富と自負しているからだ。

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まず勉強の遅れだが、3月から4月いっぱいまで、よほどの優等生でもない限り、たいていの中高の生徒はほとんどが勉強していない。やっていてもフリだけだ。特に中間層とその周辺の生徒は、ほぼやっていない。そんな奇特な方は見かけたことがない。これより下のレベルの人たちは、元々勉強していないから、やっぱり3月だろうが4月だろうがやっていない。

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少しおおざっぱながら、学年分けしてみる。
新中学1年生は小学6.5年生みたいなもので、正負の計算な変な覚え方をしていて、やっていない方がもっとまし、という場合もあるし、数学より算数の復習をしたほうが本当はいいんでないの?という人が大半だ。

英語も同じで「覚える」ことの上っ面を撫でたぐらいだろう。だから夏休み明けのテストでひどい点を取って、不本意ながら来塾するパターンが多い。70点でも弱点はありまくりだ、ザル状態と言ってもよい。ザルどころか、底板がなかったということもある。ミナサン、中学生に幻想を持ちすぎである。
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特に普通の公立中学校の勉強量では「やったつもり」ならまだ良い方で、自分流だとどこか視点がずれていて、「やったつもり」にもならないことが多く、やはり点数は取れない。「オレ流」が通じるのは、セパ両リーグで唯一三冠王を達成した落合博満氏だけなのだ。普通の中学生の「自分流」などなんの意味もなく、結局「やってないのと同じ」となる。また精神年齢の低い人ではもっとひどいことになる。
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新中学2年も新中学3年も、学校生活には慣れているから、油断しまくりで、たいていは部活や私的な活動にエネルギーを注いでいる時期だ。よってやはり勉強はあまりしていない。している人は普通のレベルではなく、2月末~3月最初の学年末テストでひどい点を取り、「当分の間部活や趣味停止処分」を食らって、収容所送りならぬ塾送りになっている人か、全く逆の「ライバルに勝つぞ」とか、高い志望を抱くBoys, be ambitious的な人ぐらいだろう。同じことが新高校2年生にも言える。

新高校1年生はちょっとはやっているかもしれない。先行きが不安だからだ。でもちょっとぐらいだろう。
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では新高校3年生はどうだろう。
新高校3年生で今勉強していない人は、残念ながら不合格コースあるいは自分の希望を実現できない未来へまっしぐらだ。普通なら春爛漫、浮かれている世間に背を向けて、自分で自分を縛り付けることができないようでは、今後の人生も危うい。ましてや降ってわいたような自粛が支配するコロナ禍の世だ。

これを逆手に取り、今こそ1日10時間ぐらい勉強していなければならない。共通テストへの不安はあるだろうが、予想データーが出揃うのは秋ぐらいだから、今は弱点補強・強点進捗に努めていなければならない。

まとめてみれば、勉強している新高校3年生を除く、すべての学年において、現段階の遅れなど想定内であり、今からでも十分取り戻せる、と断言してよい。ただし条件がある。
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1つ目は学校内で不運にもコロナ感染者が出た時のガイドラインを決めておく。
すでに各都道府県でも出しているようだが、保護者会でも同意を取っておくことだ。同意はいらないかもしれないが、取れる場合は取っておいたほうがいい。でなければ、6月になりました、学校始まりました、コロナ感染者が出ました、では振り出しに戻る、になってしまう。ただしマスコミに洗脳された「コロナに過剰に恐怖する人たち」を説得するのは骨が折れるだろう。ご苦労様です、としか言いようがない。

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2つ目は学校の先生は、無駄話を授業中にするのは一切やめて、粛々と授業を進める原点に戻る。
なんだそれは?と思う方も多いだろう。しかし私は長年、中学生からの情報収集で、学校の先生の無駄話がいかに多いかを知っている。特に公立中学の先生は自分のおしゃべりで、かなりの授業時間を失っているし、力量のない先生ほどその傾向がある。そして、ツケは試験前に駆け込みで授業を済ませる「神業」に頼る。いつもいつも、あの悪習を改めるべきだと考えていたが、良い機会として、根絶してもらいたい。これだけでも遅れは十分以上に取り戻せる。

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3つ目は体育祭の簡素化。
つまり組体操や創作ダンスなどの「親御さんにアピールするための見せるプログラム」の廃止だ。あんなこと誰が考え出したのだろう。元々体育祭は「運動神経抜群の子供たち」の晴れ舞台だった。1位になれば鉛筆やノートの景品も付いた。純粋に「競争物」だけを実施し、ヒーローたちに惜しみない声援を送ればそれでよい。

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4つ目は部活動の縮小。
オリンピックは来年も開催できないだろうし、恐らく中止だ。
スポーツで身を立てたいと考えていた人たちにとっては不運極まりなく、同情を禁じ得ない。しかし戦場で死んだわけではない。次の世界選手権で栄光を目指してほしい。これに比べて、スケールの小さな学校の部活は、縮小あるいは廃止して、5時には生徒を家に帰すこと。そしてよく考えた課題を段階的に与えて、朝一でまた復習する時間を取る。


こうすれば、スポーツ素人の教師に、無理に部活担当をあてがう悪習慣もなくせるし、「個人の希望による延長」と称する「脱法行為」を働いているブラック部活も一掃できるし、いいことづくめである。これも十分に効いてくるだろう。

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5つ目は入試を課す側の配慮。
例えば中学数学では「円」と「三平方の定理の空間図形への応用」などは入試問題の対象としないことなど、3学期に習うであろう部分はすべてカットする。他の科目も同じだ。1年生と2年生、そして3年生範囲をよく調べて、十分な良問を作成することは技術的に可能だ。カットした分は高校で少し補習する、で十分対応できる。

だいたい中学レベルの「円」の範囲は正弦定理で少し使うぐらいだから、省略してもよいし、理科も中学では定性的、高校では定量的なもので、扱いの「深さ」が違うから、基礎と同時に発展を習えば可能だ。高校で、関連を説明するパンフレットを配布しても良いだろう。今回は行政側のミスから始まったこと。これぐらいの配慮をするように通達してもいいのではないか?

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6つ目は「いわゆる9月入学」の話はしばらく封印。
そんな暇はないはずだ。すべてを注力して今年度の小学新6年、中学新3年、高校新3年を送り出すことだ。 インフォデミックが立ち上げたコロナ禍、つまり、今まさにそこにある危機 Clear and Present Danger に対応できないのに、終わったかのように未来を語る人たちを見て、子供たちは何を考えているのか想像ができないのだろうか。


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そもそもこの「コロナ禍」はグローバリズムから来たものであり、それに対する反省もなく、性懲りもなしに「世界標準だから」で「9月入学」を唱えるようでは、矛盾が激しすぎる。古代人でも中国語を日本語に「変換」するのに400年ぐらいかけたと言われる。現代人もその態度を見習って、まずはグローバリズムの徹底検証から始めなければならない。それからの「9月入学」だ。

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首相も「九月入学」を質問された時、やはり最後に「お説は心に留めておきます。しかし今は、今の生徒たちの危機に対応することに集中したいです」と答えるべきだった。この発言がなかったことに「ああ、この人は子供がいる人生の経験がないのだな」と深く感じた。

同時に彼が小学校で宿題をやったことがなくて、乳母さんが代わりにやったとか、留学中の大学ではホームシックになって日本に逃げかえってきたとか、必修の政治学を単位を取らないで卒業した、という記事に信憑性を確信したのである。

首相の奥さんも、中高大と、首尾一貫して勉強は嫌いで、バブル時代は遊びまわっていたのに、電通に入れたのは森永とのコネでしかない、との記事もあった。あのご夫婦はまさに「似たもの同志」なのだ。夫婦に「公式」とか「方程式」はないと言われている。だから長続きしているのかもしれない。皮肉な意味でなく、日ごろ喧嘩ばかりしているカップルは見習ったほうが良い。

閑話休題。
人の親なら、どんなレベルであれ、子供の受験にどれだけ気を使うか。経験した人なら胃がきりきりと痛み、肩がぎちっと凝る感覚を知っている。そして今の日本の大人で大卒なら、大学入試にプレッシャーを感じなかった者は、大変よくできた人か、そうでないかの人たちだけだ。今の首相が18才の時に大学受験のプレッシャーを経験していたなら、現在の高校3年がどれだけ不安か、想像できるはずだ。ましてや庶民受けを狙っている人物なら、である。

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非難を覚悟であえて言おうと思います。
今回の「令和コロナ騒ぎ」なんぞ、阪神大震災に比べば、全く大したことはありません。
平成7年 1995年1月17日の本震の後、時には震度5~3の余震が1年間以上続く中で授業を継続しました。学習指導をしている最中に急に揺れ出すことなど、日常茶飯事で、そのたびにキャーと女子学生が叫び、呼吸過多になる男子生徒まで出た。それでも学習指導を継続しなければならなかったのは「行政というのはスケジュール通りに進めてくる」というのがわかっていたからです。慈悲を乞うだけ無駄だなと。

予想通り、翌1996年には、被災地の兵庫県で高校入学試験が、そして全国では大学入試も平然と実施されました。6000人以上の人たちが、年齢も性別も無関係に、なんの罪もなく、無慈悲にも、自分の人生を顧みる間もなく、建物や落下物に潰され、中には逃げることもできず業火に焼かれ、非業の死を遂げたのに、です。

生き残ったら生き残ったで、身内の弔いを済ませ喪に服する間もなく、生活再建のために泣くことも許されず、やっと生き残った家族の間で意見が合わず、一家分裂した家庭もありました。PTSDを負った人も多い。現時点600人足らずの死者で何を甘いことをおっしゃっているのか。私には全く理解できない。ただしこれから起きるであろう「コロナ倒産」による経済的原因による自殺者は、今は考えにいれないことにします。

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ワイドショーは無責任に恐怖を煽ります。彼らは視聴率さえ稼げればいいから。特に朝と昼のワイドショーは見ていても論理破綻がひどいし、誘導もめちゃくちゃだ。これが洗脳というのかな、と思ってみている。特にPCR検査が少ないから死者が多いとか、隠れコロナ死者がいるから本当の死者数はわからないとか主張するパターンが多いが、恐らく、人口比との関連も考えていないとか、感染症法12条なんかも読んだことがないのでしょう。もし考えていたり、読んでいるのに報道しないのなら、もっと悪質です。

どう考えても、その病気が怖いか怖くないかのメルクマールは、致死率が高いか、後遺症が重いかでしかないのに、そこには触れないのです。対して、夜のニュースは割合真面目です。分別のある大人が見ている確率が高いから、バカなことは放映できないのでしょう。

外国はいざ知らず、死者の数をみれば、日本の医療体制と、今は多少乱れているが合理的な食生活習慣(皮肉なことに、数年前までみのもんた氏が司会していたワイドショー「おもいッきりテレビ」のおかげもありますが)と、体育情操教育の「勝利」と言ってよいことがわかるでしょう。また中国からのウイルスには、歴史的に体が慣れていることもあります。この部分にも触れることに、箝口令が布かれているようです。見え見えですけど。

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ですから政府と感染症対策関連の人たちは「この疫病は日本では大したことにはならない」と考えていたようです。特に感染研の尾身茂氏は「あくまで個人の勘だが、日本では感染爆発はないと思う」と見切っていた観があったし、いつの会見かは忘れたが、そう述べられていましたな。実はその通りだった。しかし首相の「暴走」あるいは「側近の調整力のなさ」から、ずれが始まったと思われます。

緊急事態宣言が遅れに遅れたのはそれが原因でしょう。しかしもポピュリズムを政権基盤にしていたために、世間に迎合せざるを得なかったこと、心理的に窮地に追い込まれると「権力」にすがる癖のある国民性、そして同時に今までウソばかりついてきた政権なので、真実を告げようとしても、もはや誰も信じてくれそうもない。だからこそ、現在の不様さをさらけ出しているのだな、と私は邪推しています。世にはこれを自業自得と呼び、私はずっと「徳がない政権だ」と言っていました。

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「9月入学」も計画としては良いかもしれない。でも恐らくこの計画もオリンピックと同じで、どこかで何か大きな横槍が突き出てきて、大転びして、また多くの人たちに迷惑をかけるのがオチです。やめておいたほうが良いですね。彼らに未来を語る資格はないです。

さらに9月入学は以前紹介した「狂暴化する台風」ともかちあうために、現在の自然の理にも反しています。


ああ、そういえば国立感染症研究所は


これに加えて、全国21大都市で、2019年の48週目(昨年11/25-12/1)からすでに毎週500人ほどの死者が出続けていたことがレポートされています。

薬も治療方法もあるインフルで毎週500人の死亡と、
薬も治療方法もないコロナでは4か月で600人の死亡と、どっちが怖いのでしょうか。

もちろん「風邪は万病の元」であり、江戸時代の人気力士 谷風も「御猪狩風=インフル」で死んでいるのでどちらも軽視する気はないのですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」とも言います。


では今日はこのへンで失礼します。

m(_ _)m