2005年02月13日

どこかおかしい牛丼狂騒曲

愛知県の会社員、47歳は「牛丼に勝るものなし。政府は早く米国産牛の輸入を解禁すべきだ」と、力を込めた、と記事はある。

自宅近くの店舗から地下鉄を転戦と新聞は伝える。

名古屋市の高校1年生、○○絵莉佳さん(16)は、提供開始45分前に来店。

「親にも食べさせて上げたい」と牛丼の弁当2つを下げて帰った、と記事。

親孝行なお嬢さんを持った両親は、さぞ幸せのことだと思う。

大阪・堺市の吉野家第二阪和浜寺店にワゴン車が突っ込み、店と客あわせて7人が怪我。

損壊した店が新聞社の取材ヘリコプターより写され、その写真が大きく社会面を飾る。

損壊した店だろうが、それでも客は並び、壊れた店の中で客は牛丼を食べる。

11時のオープン時に待ちきれない客が列をなし、11時丁度に店長あいさつ。

今どきの小、中学校でも見られない、素直に聞くお客が、あいさつ終了と同時に客が拍手して、「頂きます」。

全国の吉野家各店で、同じような光景があったのだろう。

2月11日は米国産牛肉の安全性についての新聞報道はなかった。

生命の大切は何よりも大切なはず。

にもかかわらず、この日はそんなことは問題にもならず、全く新聞は触れない。

牛丼が食べられないのは、もうこの世の終わりのような牛丼狂騒曲を演出するマスコミはどこかおかしい。

もうそろそろ米国産の牛肉を輸入したらどうか、という解毒剤の働きをみせる新聞の過熱した報道。

読者も少し用心して、この報道を斜めに読んだほうがいいのかも。

それよりもこの日、人間の生命に関わる大きな事件があった。

間接リウマチの治療薬を服用した後に、134人の尊い命を失ったこと。

この薬は推定10万の人が使用している薬。

テレビのニュース番組で報じられていたが、朝日新聞はこれを報じなかった。

牛丼騒動より、134人が死亡したリウマチ治療薬のほうが、はるかに事件性が高く、ニュース性、ニュースバリューがあるのに、何なんだろうこの牛丼騒ぎは。

と、思っていたら、リウマチ治療薬134人死亡事件は、夕刊で報道されていた。

朝日新聞様、失礼しました。


seiji77 at 20:09│Comments(0)TrackBack(0)メディア批評 

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