
今年は、5月24日(土)、日本武道館
今年で46回だ。半世紀という膨大な時間。合気道の世界への進出はすばらしい。
日本は、過去、2回、武道を捨てた。明治維新、廃刀令によって、武術は近代国家建設には邪魔だと、軽んじられた。剣術の道場はどこも廃れていった。柔術は、嘉納治五郎によって、「小乗の術から大乗の道へ」と、日本古来の柔術を、柔道という名称に変えて、かろうじて残った。
嘉納治五郎は、柔術を教育的な角度から、スポーツ化した武術に変身させ、世界に広めた。これがよかったのかどうかは別として、各武術の存続にひとつの光がさしたのである。
第2次世界大戦の敗戦。連合軍は、日本人から野蛮な武術を引き離そうと、各種の禁止令をだした。それでも、ひそかに、この日本の文化・伝統の武術は生き延びて、今日の隆盛をみた。武術は、日本人の魂なのだ。
合気道の歴史は、植芝盛平開祖の出現で、嘉納治五郎の柔道と双璧をなして、世界へ羽ばたいた。
柔道のイニシアチブが日本から欧米、特にフランスなどに移ったように、合気道も欧米へ急速に浸透し
得体の知れない、合気道があちこちにまかり通っているようだ。
武道の本場はやっぱり日本。この武道の正しい精神を日本人はなんとしても後世に残していかなければならない義務がある。
全日本合気道演武大会は46回目。青葉塾道場は、会場が日本武道館になった、15回目からずーっと参加している。31回連続の参加になる。
青葉塾道場
http://www.ningenkobo.com/aikidou
本多青仁斎の武道稽古日誌
http://blogs.yahoo.co.jp/aonisai0719