Blogの目次を作ってみたら、長い間、施術に関する話題を書いていなかったようです。
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さて、今日は腰部の筋緊張を緩和させる手技について書いてみましょう。
この考え方は柔道整復師に広く知られているお話です。
また、鍼灸師の人たちも共通した考え方があるお話です。
それだけ広く知られているお話なのに、「柔道整復学」などの教科書には書かれていないことです。
それは「腰部の筋緊張を緩和させることができる」という結論が出るのに、その結論を導き出すまでの過程(理由)が明らかになっていないから、理論として確立されていないのかも知れません。

腰部の筋緊張を緩和させるのには、緊張を緩和させたい側の膝窩筋の緊張を緩めます。

右の筋緊張を緩和させたいのであれば右の膝窩筋です。
腰部に直接アプローチするのではなく、膝窩にアプローチします。
膝窩筋を緩めるのは、母指の指腹で行っても母指球で行っても構いません。

膝窩筋緊張を緩めるもう一つの手技として、足関節に対するアプローチがあります。
膝関節伸展位で足関節を最大背屈してもらいます。
その肢位から、足関節を底屈してもらいます。
なお、足関節を底屈させる時には術者が負荷(抵抗)をかけ、底屈に力が要るようにします。
足関節を底屈させる時には「がんばれ、もっと力を入れて!」などと応援してあげるのがいいですね。
45°程度底屈できた頃、術者は抵抗を一気になくします。
抵抗がなくなった途端、足関節は一気に最大底屈位まで進むでしょう。
それを2、3回繰り返します。
術者が加える抵抗は、回を重ねるごとに少し強めにした方が良いでしょう。
この手技は、操体法という手技に似ています。

冒頭では、鍼灸師の人たちも同じ考え方を持っていると書きました。
太郎は鍼灸の免許を持っていないので詳しいことはわからないのですが、鍼灸師の人たちが腰部の筋緊張を緩めようとするとき、膝窩にある「委中(いちゅう)」というツボに鍼を刺すといいます。

急性腰痛症、いわゆる「ぎっくり腰」の患者さんには原則、その患部に強い刺激は与えるべきではないと言われています。
このような場合は、腰部に直接アプローチしなくても、膝窩にアプローチすることによって結果的に腰部の治療が行えるというものです。

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