自賠責保険(交通事故)施術料金に関するお問い合わせが多いので、以前に書きましたBlogをおさらいするとともに、もう少しお話を加えて見ましょう。

なお、太郎は法律家ではありませんので、太郎なりの解釈を書いています。
あらかじめご了承下さい。

さて自賠責保険施術料金は、健康保険施術料金や労災保険施術料金のように料金がきちっと定められていません。
それは、自賠責保険施術が自由施術といって、各接骨院が自由に施術料金を決めることができるからです。

「自由に施術料金を決めることができる」といわれても、「だったらいくらくらいの料金設定にすれば良いのか分からない。むしろ、きちっと決まっている方が請求しやすい」と考えられる人も多いでしょうね。
しかし、自由施術の範囲内にあるこの施術料金は独占禁止法という法律の下、あらかじめ一定の料金を定めることは許されず、施術所単位で料金を定めることとされています。

これは、商品を売るお店で考えた方が理解しやすいでしょう。
ある商品を買う際、A店では1,100円で、B店では1,500円で売られていたとしましょう。
それなら迷わずA店に買いに出かけますよね?
恐らく、A店ではこの商品がたくさん売れる一方、B店ではあまり売れないでしょうね。

例えばこの商品が100個売れたとしましょう。
この商品の仕入れ価格は、A店、B店ともに1,000円だったとします。
そうすると、A店で100個売れた場合、A店は10,000円の儲けが出ます。

この時、A店とB店が話し合い、お互いの店で1,500円で売るように取り決めたとします。
A店ではお客さんが減ってしまうでしょうね。
A店で50個売れ、B店でも50個売れたとしましょう。
それでもA店の儲けは25,000円となり、100個を1,100円で売った時よりも儲けが増えました。
B店でも25,000円の儲けになりますよね?

さきほどは、A、Bそれぞれのお店で1,500円で売ると決めましたが、2,000円で売ると決めればもっと儲けが出そうですね。

このように、商品の価格はお店同士が話し合って取り決めてしまうと、いくらでも価格が釣り上がってしまいます。

反対に、A店とB店が話し合うことなくお互いが競争で売ろうとするのであれば、どんどん安くなりそうですね?
消費者にしてみれば、お互いのお店が競争で安く売ってほしいものですね。

さて、本題に戻りますね。
自賠責保険施術料金を支払うのは患者さんではなく、保険会社になります。
保険会社にしてみれば、前述したように、あらかじめ料金を決められるのではなく接骨院同士で競争してほしいものですよね?

えっ?・・・保険会社が支払うお金だから、自分には関係ないって?
そんなことはありませんよ。
保険会社が支払うお金が増えてしまうと、自動車保険をかけている人たちの負担が上がってきますよ。

そのような理由から、独占禁止法によって自賠責保険施術料金があらかじめ料金の設定を行ってはいけないという対象となっているのでしょうね。

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