柔道整復師業界の今後についてよく質問を受けます。

「将来、柔道整復師の保険適用がなくなるのではないか?」とか「柔道整復師で今後も食べていくならどのようにすべきか?」など、人によって質問は様々です。

確かに、今の柔道整復師業界はものすごく景気の良い業界とは言えないでしょうね。
でも、一部の業界では平成不況を脱出してきていると報道されてはいるものの、景気の良い業界なんて今の世の中、どのような業種があるでしょうね。

医療業界を見ても医療費のマイナス改定や医療法の改正。
今やお医者さんだって規模を縮小するなど決して景気が良いとは聞きません。

太郎が接骨院を開業した頃は、接骨院を開業すればおのずと患者さんがやって来てくれた時代です。
街に接骨院はもちろん、整形外科も不足がちでした。
全国に14校しか柔道整復養成施設がなく、年間に1,050名の柔道整復師しか誕生しなかった頃ですね。
この頃は、接骨院を開業したら皆、生活していくことが可能でした。

太郎が開業した頃の柔道整復師業界では、柔道整復師になった人のほとんどが開業しました。
勤務柔道整復師の道を選んだ人は整形外科のリハビリテーション科に勤めるか、接骨院の雇われ院長となりましたがごくわずかです。

20年余り経た今は、柔道整復師はもちろん医師も増えてきました。
街の中には至る所に接骨院や整形外科が立ち並んでいます。
患者さんは、自分に合ったところを選べるようになったのです。
今では、接骨院を開業しても患者さんが来てくれずに廃院してしまうところもあります。

これだけ接骨院や整形外科が増えてきたのですから、競争社会へと遷り変わってきたのです。
患者さんの信頼が得られれば患者さんに来てもらえる。
反対に、患者さんの信頼が得られなければ患者さんに来てもらえない。
患者さんに来てもらえないと、食べていくことができません。
接骨院を廃院しなくてはならなくなるでしょうね。

患者さんに来てもらうためには患者さんの信頼を得るようにしたり、患者さんのニーズに応えるようにする必要があるでしょうね。
そのための工夫や努力が必要です。
20年余り前に開業した太郎でさえ、他の接骨院の先生よりも患者さんに来てもらおうと工夫したり努力しましたよ。

前述した工夫や努力をしない柔道整復師は今後、この競争社会に負けてしまうでしょう。

一方、柔道整復師の人口が増えるのに伴い、柔道整復師が働く場所も増えてきました。
柔道整復師の職場】にも書いたように、柔道整復師が働く場所にはいろんな選択肢ができましたね。

接骨院の開業だけに特化すれば、前述したように競争社会を迎えていますから工夫や努力を必要としますが、勤務柔道整復師としての道を選ぶのであれば今後も働く場所が増えてくるのかも知れませんね。

今日はこれくらいにして、また次の機会にお話しましょう。
できれば、皆さんのご意見も聞きたいところですね。

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