【ご注意】

このBlogでは不とう性疼痛の「とう」の字を、橈骨の「橈」としてお話していますが、不とう性疼痛の「とう」は「不撓不屈」の「とう」だとご指摘を受けました。

20年以上の間、太郎は不とう性疼痛の「とう」を橈骨の「橈」と思い込んでいました。\(◎o◎)/!

不とう性疼痛の「とう」の字が、「不撓不屈」の「撓」だったことについては、遅ればせながら「不とう性疼痛の「とう」という漢字」にてお話してあります。

なお、以下でお話しするBlogは、太郎が勘違いしたまま(不とう性疼痛の「とう」が橈骨の「橈」だと思ったまま)のものです。

その点をご理解の上、以下のBlogをご覧下さい。m(__)m

(平成20年6月9日 追記)



「不橈性(ふとうせい)疼痛」という用語は、施術録によく記載する症状です。

また、損害保険会社に提出するための診断書(施術証明書)にも、症状として記載することが多いですね。(*1)

それでは、この「不橈性疼痛」とはどういう意味でしょうか?

Blog(活字)で表現するのは難しいのですが・・・

寝違いを起こした人の頸部のROM(関節可動域)は制限されるだけではなく、左右に回旋させる運動では「あいたたたぁ〜っ」という感じで動きがスムーズでないことが多いですね。

また、急性腰痛症の人に見られる体幹の動きもスムーズとは言えませんね。
ビデオのコマ送りを見るような動きとでも言いましょうか?

・・・このように、運動痛でスムーズな動きではなくぎこちない動き(?)を伴うものを不橈性疼痛と言います。

不橈性疼痛の「橈」の文字は橈骨の「橈」と同じですね?
余談になりますが、橈骨はなぜ、橈骨って名づけられたかご存知ですか?

漢和辞典で「橈」の文字を引いてみると、「曲がった木」「曲がる・たわむ・曲げる・たわめる」「しなやか」「くじく・弱める・くじける」「乱す・乱れる」などの意味があるそうです。
また、「かじ」や「かい」と言って、「船をこぎ進める道具のこと」でもあるそうです。

橈骨は、前腕の回旋運動(回内・回外)に伴って尺骨の周りをスムーズに回ります。
私が聞いた橈骨の由来は、このスムーズ(しなやか)な動きから名づけられたというものでした。
今、Blogを書くために漢和辞典で調べてみて、「しなやか」という由来も理解できますが、「曲がった」とか「たわむ」というのも橈骨の形状に似ていますからこれも関連しているように思えますけどね。

さて、橈骨の「橈」はスムーズ(しなやか)な動きを指していました。
ですから、「橈性」というのはスムーズ(しなやか)な性質を指していると考えられますね。
今日の話題は「不橈性」でした。
「橈性(しなやか)」を否定する「不橈性」です。
すなわち、「スムーズ(しなやか)でない」わけですね。


(*1)損害保険会社に提出するための診断書について

患者さんの中には傷害保険に加入している人がいます。

傷害保険の内容はいろいろですが、日常生活においてケガをして医療機関(接骨院を含む)に通院して治療を受けた場合、通院日数に応じて保険金の給付が受けられるものが多いですね。
その保険金の請求手続きにおいて、治療を担当した医療機関が交付する診断書が必要となります。
診断書の用紙は損害保険会社が準備してくれています。
この診断書の用紙を患者さんが医療機関に持って来て、作成を依頼するわけですね。

なお、柔道整復師が作成する文書は施術証明書ですが、前述した保険金請求のために損害保険会社が用意するものは診断書です。
損害保険会社の方ではわざわざ柔道整復師用に施術証明書を準備していませんので、この場合はその診断書に記入することになります。

損害保険会社が準備した診断書に対する記載についてはまた次の機会にお話しすることにしましょう。

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