自宅内の階段を降り損ね、内反捻挫(足関節底屈+回外+内転)を受傷した患者さんが見えました。
14歳の女子中学生Aさんです。

外果下部に出現した皮下溢血

一般的に、屋外で受傷した場合は骨損傷が多いのに対して屋内では靭帯損傷が多いように思います。
屋外では靴を履いていますね。
靴によって足の内反がある程度サポートされるようですが、靴によるサポートで制動し切れなかった場合の外力は強く、骨損傷を招くほどのものになりかねないのでしょう。
一方、屋内では靴を履いていません。
履いていたとしてもせいぜいスリッパです。
足の内反をサポートするものはないため、比較的小さな外力であっても足関節の受傷に及ぶようですね。
屋内で足関節を受傷した場合で骨折に至るケースも多々あるのですが、屋内では靭帯損傷の頻度も少なくありません。

さて、Aさんの初検時の所見は骨損傷こそ認められないものの、歩行荷重に疼痛を訴えて跛行を呈していました。
ですから、プライトンによって固定を行い、荷重してもらうようにしました。
このような時、プライトン固定によって歩行荷重時の疼痛が激減します。
歩行荷重時において損傷靭帯にかかる負荷を、プライトンにサポートさせるように固定するのです。

初回再検時、外果下部(踵骨下端外縁)に皮下溢血が認められました。
内側靭帯に損傷は認められなかったのに、内果と踵骨との間にもわずかながら皮下溢血が確認できます。

内側では内果と踵骨の間に皮下溢血が認められる。

当然、皮下溢血が認められる部分に軟部組織損傷があるわけではありません。
ですから、皮下溢血の部位に圧痛は認められません。




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