任天堂からWiiっていうゲームが発売されて人気を博しているようですね。

太郎のおうちでは、このクリスマスにDS Liteを子どもたちにプレゼントしたばかり。
既に予算オーバーですからWiiなんてとんでもありません。(ーー;)

Wiiを早速購入した患者Kさんからの情報では、CMでやっているようにリモコンを大きく振れず、前腕を固定して手首から先を動かさなければうまくできないとのこと。
その上、母指と示指でボタンを押します。
だから、母指伸筋腱が痛くなる!とのことです。
どうやらこれでde Quervain病の患者さんが増えるかも知れませんね。

太郎の接骨院に勤務する看護助手Mちゃんの話では、CMのようにリモコンを大きく振ってゲームをすると言います。

WiiはTVから1〜3m離れて使うとのことです。
KさんのおうちのWiiがde Quervain病をもたらしかねないのは、Kさんも言っていましたがそれを使う部屋の広さにも要因がありそうです。

さて、学校ではde Quervain病の誘発テストとしてFinkelstein test(フィンケルステインテスト)を教えてもらったと思います。

さて、ここで問題です。
Finkelstein testは画像a)、b)、c)のうちどれだったでしょうか?
なお、画像をクリックするとそれが拡大されます。


 a)
de Quervain病の誘発テスト a)





 b)
de Quervain病の誘発テスト b)





 c)
de Quervain病の誘発テスト c)







学校で習ったFinkelstein testはa)でしたよね?

ところが、整形外科の分野ではb)がFinkelstein testなんです。

a)はEichhoff test・・・「アイヒホッフテスト」と呼ばれるものです。

柔道整復の学問と整形外科の学問で差が生じているところでしょうね。
初めからb)がFinkelstein testだったのにも関わらず柔道整復の分野ではa)をFinkelstein testとしたのかも知れませんし、最初は整形外科でもa)がFinkelstein testだったものを近年になってb)に変わったのかも知れません。

でも、これを機にde Quervain病の誘発テストについて勉強しておきましょう。
画像に示した3つの誘発テストはいずれも、de Quervain病におけるテストです。

【de Quervain病の誘発テスト】

a)Eichhoff test
母指を手掌に置き他指で握りこんだ状態で尺屈して疼痛を誘発する方法。
従来、私たちが学校で学んだ方法ですね。

b)Finkelstein test
施術者が患者の母指を握り、尺側方向に外転させて疼痛を誘発する方法。

c)野末テスト
手関節を最大掌屈して母指を自動外転させて疼痛を誘発する方法。


【学生の皆さんへ】
今日のBlogではFinkelstein testについて、教科書とは異なるお話をしました。
前述したとおり、これは整形外科の分野における理論ですね。
でも、私たち柔道整復師の理論でいうこのテストはa)です。
ですから、学生の皆さんは、a)がFinkelstein testとして覚えておいて下さい。
なお、柔道整復師の皆さんは、整形外科でいうFinkelstein testはb)であることを知っておくべきでしょうね。


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