人工透析を受けている患者さんに対する施術について、以前のBlogでお話しました。

今日のBlogでは、人工透析を受けている患者さんに対する具体的な施術について、太郎の接骨院での患者さんを例にお話を書き加えてみますね。

人工透析を受けている患者さんのBUN(尿素窒素)は、人工透析を受ける直前では上がっています。

BUNレベルが上がると、末梢神経症状が出てきやすいとも言われています。
末梢神経症状は手足のしびれなどとして見られますが、太郎の経験上では疼痛を強く感じる(?)ようにも思えます。
また、手足の筋力低下や不全麻痺症状として見られることもあります。

人工透析を受けている患者さんの多くは、抗凝固剤を用いて血液が固まらないように維持されています。
これによって、外傷に伴う出血は起こしやすい上、出血も止まりにくい傾向にあります。

ですから、人工透析を受けている患者さんが受傷した場合は患部の腫脹(出血)が比較的強い場合も少なくありません。
それでも、腫脹を取り除くための圧迫包帯などは禁忌となるケースもあります。

ですから、透析担当医の先生に指示を仰いで施術に当たるべきでしょう。

担当医の先生から受ける指導は患者さんのBUNレベルの状況によって若干異なるようです。

まず言えることは、外傷に対する施術よりも人工透析が優先されます。
それは、例え外傷治療が毎日の施術を必要とする場合でも、多くの場合、透析当日に施術を行うことはまずありません。

透析当日の透析前・・・BUNレベルが上がっているため物療(物理療法)は不適切
透析当日の透析後・・・BUNレベルは下がっているが、透析による患者さんの疲労が大きいため物療は不適切

太郎の推測ですが、透析日の翌日が施術に適していると考えられます。
1日おきの透析であれば透析を行わない日です。
2日おきの透析であれば透析翌日ですが、この場合は次の透析前日に施術を行っても大丈夫というケースもあります。

施術に用いる医療器械は、低周波治療器(吸引干渉波を含む)、極超短波治療器(マイクロ波)、ホットパックでした。
この2つに限定されるのは、何か病変があった時、どれに原因があるのか特定しやすいように用いる医療器械を極力限定するとのことです。
なお、これらによる治療は、他の患者さんと同じようにして行います。

さて、施術のうち手技的な内容ではどういうことに注意すべきでしょうか?
これは、患者さんが抗凝固剤の投与を受けているかどうかによって異なりますね。
抗凝固剤が使われているかどうかは透析担当医に聞くまでもなく、患者さん自身が知っています。

抗凝固剤を使っている場合は出血しやすいのですから、腫脹があっても強く圧迫することは禁忌です。
ですから、急性期はもっぱら冷湿布で冷やす程度となります。
包帯を巻いても緩めですね。
慢性期(回復期)ではマイクロやホットパックで温熱療法を施します。
患部に手技やマッサージを行う時は、局所的な押圧(指圧)はよくありませんね。
マッサージでは軽擦法が良いでしょう。

抗凝固剤を使っていない場合はこれを使っているケースほど指示は出ませんが、この場合でも前述した記述に準じて施術を行うことが望ましいかも知れません。

なお、冒頭にも書きましたように、人工透析を受けている患者さんに対する施術は患者さん個人によって異なります。
今日のBlogに書いたのは、太郎の接骨院で行った施術例です。
従って、人工透析を受けている患者さんが来られた場合はその都度、透析担当医の先生に指示を仰ぐようにして下さい。


初雪


一昨日は夜通し雪が吹雪いていました。
朝、起きてみると一面の雪景色。
画像は、太郎のマンションから見た朝の風景です。


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