昨日、寝違えの患者さんが来院されました。

「朝、起きると同時に首が回らなくなった」と言います。

なるほど、頸の左回旋制限は著しい。
右回旋にも制限があります。
不橈性疼痛を呈しています。
疼痛を訴える部位は右頸部(僧帽筋)。
僧帽筋中部線維には筋硬結を認めました。

患者さんの話を聞いていると、ここ数日の間、仕事が忙しく、肩こりがひどくなっていたようです。
それでも我慢して仕事をし続けていたところ、今朝になって寝違えが起こったとか。

肩がこる人は筋の柔軟性に欠けていることが多く、寝違えを起こしやすくなります。

どうやらこの患者さんは、寝違えが起こる以前に肩こりを和らげていれば、これが起こらなかったのかも知れませんね。

でも、単純な肩こりであれば健康保険の適用とはなりません。

この患者さんの場合では、寝違え症状(頸の回旋障害や筋硬結)については健康保険の適用となりますが、これが治った後に肩こり症状を残しても健康保険の適用とはなりません。

私たち柔道整復師は患者さんのケガに対する手当てを行うと同時に、再びそのようなケガを起こさないように指導する必要があります。

いわゆるケガの予防についてのアドバイスですね。

この患者さんの場合は「肩を凝らせると筋の柔軟性がなくなって寝違えを起こしやすくなるから、肩を凝らさないように運動や肩こり体操をしましょう!」ってとこでしょうか?

太郎はこのように、患者さんに指導しました。

そうすると患者さんは、「それなら肩こりの時に、ここに来て見てもらったらいいですね!」というお返事。

いやいや、肩こりは私たちの業務範囲外なんですよ。(^^;

健康保険の適用は当然できませんし、それ以前に私たちの専門外です。

肩こりと言っても侮(あなど)れませんからね。
単純な肩こりも数多くあるけれど、頚椎の異常をはじめ中には内科的な疾患が潜(ひそ)んでいて肩こり症状が出ていることもあるのです。

あまりひどい肩こりや長引く場合はまず、整形外科の先生に診てもらうべきですね。
そこで単純な肩こりと診断されれば、マッサージ治療院などで治療してもらうと良いでしょう。

接骨院や整骨院の中には、自由施術(保険の適用がない施術)として肩こりに施術しているところも数多くありますね。

なお、太郎はマッサージができないので肩こりは苦手です。(ーー;)
もっぱら、肩こりを訴える患者さんには肩こり体操を指導しています。
肩こりの患者さんのために以前は、鍼灸師の人に来てもらっていたくらいですから。(^^;

【追記】
柔道整復師の団体によっては「寝違え」は柔道整復師の業務範囲外(健康保険適用外)であるとするところもある旨を聞きました。
ついては、皆さんが保険施術を行おうとする場合は、所属する柔道整復師の団体の方針に従って行われることをお勧めします。
このBlogに掲載している内容は、あくまでも「太郎のひとりごと」です。
その点をご了承くださいね。


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