早速ですが、関係法規の復習です。(^^;
国家試験出題率がきわめて高い第24条です。

【広告の制限】

第24条 柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。

  柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所
  施術所の名称、電話番号及びその所在の場所を表示する事項
  施術日又は施術時間
  その他厚生労働大臣が指定する事項

2 前項第々羌擇啾茘号に掲げる事項について広告をする場合においても、その内容は、柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたってはならない。

【柔道整復師法第24条第1項第す罎竜定に基づく広告し得る事項の指定】
(平成11.3.29厚告70)

 1 ほねつぎ(又は接骨)
 2 医療保険療養費支給申請ができる旨(脱臼又は骨折の患部の施術に係る申請については医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る)
 3 予約に基づく施術の実施
 4 休日又は夜間における施術の実施
 5 出張による施術の実施
 6 駐車設備に関する事項


接骨院(整骨院)の看板には「各種健康保険取扱」「自賠責保険取扱」「労災指名」など書かれていますね。
「各種健康保険取扱」に限っては、100%に近いくらい書かれているほどです。

でも、前述した規定を見る限りではこれらはいずれも問題がありそうですね。
実は、太郎の接骨院も以下のことについて玄関横の看板に書いています。(^^;


【太郎の接骨院の看板】

--------------------

受付時間:
 月〜金曜 午前9時〜12時・午後4時〜8時
 土  曜 午前9時〜12時

日曜・祝日はおやすみ。
ただし、急患はこの限りではありません。

各種健康保険取扱
自動車賠償責任保険取扱
労災指名
生活保護指定
学校健康会協定

○○接骨院

--------------------

あららっ。
学校で、関係法規を受け持っている講師がなんてことを書いているのか!(ー_ー)!!

それでは言い訳を・・・。(^^;

法第24条第1項第9罎任蓮◆峪椽册又は施術時間」とあります。
でも、太郎の接骨院は「受付時間」です。
これは、自分が患者さんの立場であった場合、施術時間が午後8時までであれば午後8時までに施術が終わるように行かなければならない?・・・と思ったからです。
受付時間が午後8時までなら、午後8時に行ってもいいって考えられますからね。

「日曜・祝日はおやすみ」は、何ら問題ないでしょう!
太郎が開業したのは20年余り前のことです。
その頃は、近隣の施術所では皆、「休診」って書いていましたよ!
ここが私のこだわりです!(^^ゞ←変わり者ですから。

「ただし、急患はこの限りではありません」というのもどうなんでしょうね?
「柔道整復師法第24条第1項第す罎竜定に基づく広告し得る事項の指定」(以下「指定事項」とします)の4では、「休日又は夜間における施術の実施」とあります。

これは「休日における施術の実施について+夜間における施術の実施について」ですか?
それとも、「休日はいつか?+夜間における施術の実施について」でしょうか?
どちらかなのか分からないのですが、拡大解釈して(?)施術(受付)時間外における施術の実施なんて考えれば大丈夫でしょうか?(^^;

「各種健康保険取扱」から「学校健康会協定」については、今も昔も違法です!
法に基づいて書くならば、「医療保険療養費支給申請取扱(ただし、応急手当を除いて脱臼または骨折に対する施術については医師の同意を必要とします)」ってとこでしょうか?(^^;
・・・なんか、看板に書く内容がごちゃごちゃしそうですね。(ーー;)


施術所を開設した場合、開設後10日以内に施術所所在地の都道府県知事に届け出なければなりません。(法第19条第1項)
実務的には、都道府県知事あての開設届を施術所所在地を管轄する保健所に提出します。
それを提出してから1週間前後の間に、保健所から担当者の人が見に来てくれます。
開設届の内容に間違いがないか確認するためでしょうね。

太郎の接骨院も開設してすぐ、地元の保健所に開設届を提出しました。
提出してから20年以上経過しますが、太郎の接骨院にはいまだ、保健所の人は来てくれていません。(^^;

えっ?・・・昔は保健所の人が来なかったんだろうって?
いえいえ。太郎の接骨院と同じ町内(当時)で、太郎の開設と時期同じくして開設した人たちのところへは皆、保健所の人が確認に行っていますよ!

実は、太郎は接骨院の開設にあたり、前述した看板記載事項を紙に書いて保健所に持って行きました。
「あのぉ、玄関の看板に、こんなこと書いてよろしいでしょうか?」って。(^^♪

担当の人:「本当はダメなのご存知ですか?」
太郎:「はい。そりゃもちろん・・・(汗)」
担当の人:「それを知ってくれているのであれば大丈夫です!」

・・・と言う、なんとも不可解な了解を取り付けられました。(^^;

「ダメ!」って言われるだろうな〜なんて思っていましたから、「町内のどの施術所でもこのようなことが書かれているばかりか、不適切な文字(診・整)の使用が見受けられるのでは? それでどうしてうちがダメなのですか?(怒)」という台詞(せりふ)を用意していたんですけどね〜。

どうやらこの保健所では、「健康保険の適用ができるのにそれを書かないことはかえって患者さんの不安を招くから」とか、「整体院などもいくつかあったためにそれらと差別化を図る」と言う意味で、前述したような内容の看板は許されるものという見解を持ってくれていたようです。(*^^)v

ですから、太郎の接骨院の看板については当時、何一つやましいなんて思っておりませんでした。(*^_^*)

ただ、当時は保健所単位によって見解が異なっていたようですね。
さて、あまり長いお話になってはいけませんから、続きは明日のBlogでお話することにしましょう。


【補足】
太郎が施術所を開設した当時の柔道整復師法は現行のものとは異なります。
教科書には時々「旧法」と言う表現が出てきますが、この「旧法」が適用されていた頃です。
当時の第24条は今のものと若干異なります。
当時は、「指定事項」が1しか規定されていませんでした。(多分)
ですから、「医療保険療養費支給申請ができる旨」なんてのは当然×でした。
現在は現行法が適用されていますので、今日のBlogは現行法に基づいて解説しています。


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