昨日、バスケットボールでシュートを行うと同時に右肩関節に違和感を感じているという患者さんが訪れました。

13才の女子中学生です。

痛みの部位を確認すると右肩関節の周囲を指します。
「腕は上がるかな〜?」と言う質問に対して彼女は、「腕は上がるんだけど、重い感じ。違和感があります」と言います。
一見、ROM(関節可動域)には制限がなさそうです。

今まで、肩関節を捻挫するなどの既往歴はないといいます。
でも、肩を挙上する動きが何となくぎこちないような・・・。
また、「痛い!」と言うのではなく、「違和感を感じる」と言うのも変ですね。
骨折ではもちろん、捻挫であっても疼痛を訴えます。

「違和感」とか「(関節が)気持ち悪い感じ」と言う表現は、ルース・ショルダー(Loose Shoulder)に見られる訴え方です。

それではまず触診させてもらいましょう・・・と、何となく肩関節の後方裂隙あたりに触れた際、ゴツッという音が!

その瞬間、彼女は「あっ!治った!」と。
その直後、彼女は腕をスムーズに挙げて見せてくれました。

なるほど。やはりルース・ショルダーだったのかも知れませんね。(^^;

私が整復を行おうと自覚せずに、知らない間に整復できてしまったようです。

でも、元からルース・ショルダーではなかったようです。
それを裏付けるように、整復後(?)に肩関節の遊びを見ても、ストレスや疼痛は全くありませんでした。

傷病名は、正確に言えば肩関節不全脱臼と言うところでしょうね。
肩関節脱臼で請求できるわけがありません。
肩関節捻挫で請求することにしましょう。

さて、指導としては1週間の間、肩関節を90°以上に挙上させないように伝えました。
念のための再発予防の指導です。

でも、バスケットボールのシュート動作の反動で、上腕骨が肩甲窩に対して後方に亜脱臼すると言うのは考えてもそのメカニズムが分かりません。(ーー;)

ですから、コメントのしようがありません。(^^;

どなたかこのような症例を経験された方はコメントに書くなどしてご教示下さい。m(__)m

毎年、数例はこのような不可解な(?)症例に遭遇して、そのたびに自信を失う太郎です。(ーー;)

【太郎のひとりごと】
その一方で、今度から肩に違和感や気持ち悪いと言う訴えの患者さんには、「それ、肩の亜脱臼です!これから整復しますね!」なんて言えれば格好いいかな〜なんて思ったりして。(^^;
まず触診しなくてはいけませんから、その時はそお〜っと触って見ておきましょうか?
その時、肩がルースかどうか見るのはいけませんね。
その確認をすると、亜脱臼が整復されてしまいますから。(^^;
やはり患者さんには、整復操作を行う前にその旨を伝えなくては格好がつきませんからね。
まぁ、これは太郎のたわごとです。(^^ゞ


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