指骨骨折の場合、限局性圧痛をはじめ骨折線を正確に特定するのは容易ではありません。
Colles骨折のように大きな骨の平面的な部分であればまだしも、指骨骨折では大体のところしか確認できないものが多いですね。

でも、指骨であっても整復前(応急手当)前に骨折線の走行をできるだけ正確に確認したいものです。

指先で限局性圧痛部位を確認。






画像のように、術者の小指を用いて限局性圧痛の部位や骨片転位状況を確認するのが一般的かも知れません。

限局性圧痛をより詳細に特定するためには道具を用いると良いでしょう。
画像では、指の代わりにテーピングシザース(ハサミ)の先端を用いています。

シザースの先端を用いて限局性圧痛を確認する方法も。






受療した患者さんが骨折だと判断したら、応急手当を行って対診を行うと思います。

骨片転位状況が把握できた場合は、対診に先立って整復を行うこともできます。
把握できなかった場合はとりあえず応急的に固定だけ行い対診します。
対診の結果、骨折の程度によっては対診先医療機関で整復されることもあるでしょうし、先方で整復されずにX線フィルムを持って患者さんが帰ってくる場合もあるでしょう。

患者さんがX線フィルムを持って来てくれた場合は、骨折状況が確認することが可能です。
その時は、対診をかける前に自分が推測した骨折線の走行と合致しているか確認しましょう。

もし、対診先で整復されるなどしてX線フィルムを見ることができなかった場合は、勇気を出して対診先の先生にお願いしてフィルムを見せてもらいましょう。

まず徒手的に骨片転位状況や骨折線走行を推測し、その後、X線像を見て確認する作業を行っているうちに、いつしか対診前の段階で、触診によってそれらが読めるようになってくるでしょう。

自分が推測した骨折線と一致しているか?







整骨太郎のホームページ
整骨太郎のひとりごと(Blog)−目次