テーピングテープを切るのに用いるハサミは、「テーピングシザース」と呼びます。
単に、「シザース」と呼ぶこともあります。
シザース(scissors)と言うのはハサミを英語にしたものです。

学生の皆さんをはじめ研修生の皆さんは、術者(テーピングを巻く人)がテーピングを施行(せこう)するのに際し、テーピングテープやシザースの受け渡しをする機会が多いでしょう。

ハサミだけに、取り扱いには注意が必要ですね。
間違えても、患者さんの足の上に落としてしまった!なんてことは許されません。

シザースを持ち運びする時は、テープを切る部分を手で覆(おお)います。
術者にシザースを手渡すまで持っている間も、この持ち方のままですね。

シザースの持ち方






持ち方以外にも、シザースの受け渡しにはちょっとしたルールがあるんです。

術者がテーピングを使いたい時は、中指を伸ばして右手を差し出します。
助手は、その中指に合わせてシザースの穴(指を入れる部分)を入れていきます。

術者は原則、シザースを受け取る一連の動作の間、視線はシザースにありません。
ですから、術者の中指にシザースの穴を入れる時は、助手が注意して入れてあげなければなりませんね。

術者の中指にシザースの穴を入れる。






中指がシザースの穴に入ったことを指で確認した術者は、中指を曲げると共に母指や示指を用いてシザースを持ちます。

術者は母指をシザースの穴に入れる。






術者がシザースを持ったからと思って、助手はシザースから手を離してはいけません!

助手がシザースから手を離すのは、術者の合図があってからです。

シザースを受け取ろうとする術者は助手に、「しっかり受け取ったから、もうシザースから手を離していいですよ!」と言う合図として、軽くシザースを開きます。

ハサミ部分を握っている助手は手の中で、ハサミ部分が開いたのを手で分かります。

術者がシザースを広げたのが合図。






術者の合図を受けて、助手はシザースから手を離します。
この時の離し方は、まず助手は指を全て伸ばし(手をパーにする)、助手の手背側に手を動かしてシザースから手を離していきます。

助手はシザースから手を離す。






明日は、助手が術者からシザースを受け取る方法についてお話します。


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