予後良好にて治癒に至った」

学会発表で時々、耳にする言葉です。
同業者同士の会話の中でも「予後」と言う語句はよく使われます。

この場合の「予後」と言うのはどうやら、病気やケガの経過を意味しているようです。

でも実は、「予後」の意味は経過ではないのです。

予後:
○ 病気・手術などの経過または終末について、医学的に予測すること。
○ 病気の治癒後の経過。

予後不良:
○ 病気の経過や結末の予測がよくないこと。回復する見通しの少ないこと。

上記のように「予後」は、過去の経過を意味するのではなく将来の経過の予測を指しています。(大辞泉)

すなわち、ある患者さんの症状経過について、今後の予測として「予後は良好と考えられる」とか「予後は不良となりやすい」などとして用いるのですね。

ですから、学会発表や普段の会話の中で、加療を行った患者さんの結果について話す場合は「経過良好で治癒に至った」とか「経過は不良であった」などとするのが適当でしょう。


整骨太郎のホームページ
整骨太郎のひとりごと(Blog)−目次