接骨院の開業にあたっては、どのような備品類が必要となるでしょうか?
薬品庫や椅子などの調度類をはじめ文具類など、沢山ありそうですね。

今日のBlogでは接骨院に置く備品類のうち、便利なものや特記できるようなものをいくつか紹介しましょう。

○ コルクボード

主に待合室などに貼紙を掲示するのに用います。
新しい施術室の壁に押しピンで穴を開けてしまうと、それを取った時に目障りとなります。
コルクボードを用いずに貼紙をする場合は、両面テープがお勧めです。

○ 領収書

近年、窓口で支払って頂く一部負担金の領収書を請求される人が増えています。
市販の領収書でも構いませんが、印刷屋さんに頼んで体裁の整ったものを作っておくのも一つの方法でしょう。

領収書(レシート)発行機能付きのレジスタも今では安くなりました。
レジスタが発行するレシートには、「領収書」の文字をはじめ施術所所在地や名称なども入れてもらえるものがあります。
レジスタを購入するのであれば、こういうのがお勧めです。
このようなレジスタを用いると、領収書を発行する手間が省けますね。

○ 汚物入れ

トイレには、女性の生理用品などを捨てる汚物入れを設置しましょう。
男性にしてみれば、これをついつい忘れがちです。

○ 予備のトイレットペーパーの設置

患者さん用のトイレは不特定多数の人が利用します。
朝、まだまだありそうに見えても、いつの間にかなくなっていることもあります。
トイレには予備のトイレットペーパーを設置しておいて、ペーパー切れにならないように配慮しましょう。

○ 霧吹き

低周波治療器の導子部分は知らない間に乾いてしまいます。
低周波固定の直前でも、導子に霧吹きで水を吹きかけて使えるように、低周波治療機を設置する場所ごとに霧吹きを用意すると便利でしょうね。
なお、低周波治療器はメーカーによっては器械の付属品(?)に霧吹きが付いているものもあります。

○ ウェットティッシュ

用途はいろいろですね。
施術所内は多くの患者さんが出入りします。
いつの間にか、ところどころに綿埃(わたぼこり)が積もります。
患者さんの目に付かないうちに取り除きたいものですね。

○ ギプスカッター

以前のBlogでお話したように、ギプスや整形外科用キャスト材などを準備する人は、ギプスカッターも必要ですね。

○ テーピングシザース

テーピングシザースは、テーピング用のはさみです。

○ 副子製作用の道具と材料

副子固定用にクラーメル副子を準備する人は、クラーメル副子を製作する必要があります。
副子によっては折り曲げたり、複数の副子を組み合わせることもあります。
副子を折り曲げるのにはペンチ、切るのには太い針金を切断するのに便利なカッターがホームセンターなどで売られています。

電化製品を買った時、コードなどを束ねて止めているものがありますね?
一見して細いビニールテープのようですが、中には細い針金が入っています。

園芸用針金コード






呼び名は知らないのですが、これはクラーメル副子などを複数組み合わせる時に便利です。
何mかをコイル状に巻いて、自由なところで切れるようにカッター付きのものは、ホームセンターの園芸用資材売り場に行きましょう。
そこでは、菊などの花が倒れないように、茎(くき)を支柱に沿わせてくっつけます。
その時に用いる針金(?)が、前述したコードを束ねる針金(?)と同じなのです。

○ 施術申込書

初検時に患者さんから得た情報は施術録に書きますが、検査の効率化を図る意味でも施術申込書を準備しておくと良いでしょう。
保険者では療養費の適正化を訴えていることもありますから、患者さん自筆の負傷原因があれば証拠として十分ですね。

○ 依頼状・紹介状

医療機関に対して対診をお願いする時には依頼状を用います。
業務範囲外(専門外)の患者さんであれば紹介状を用います。
依頼状や紹介状は規定の様式がありませんし、施術所単位で作っておくものです。

なお、保険請求上は施術情報提供書がありますが、これは骨折または脱臼の患者さんに応急手当のみ行い、その後の診療は医療機関に委ねようとするものです。
後療に関する同意を得ようとする場合、骨折や脱臼以外の傷病についての紹介には使うことができません。

○ 朱肉・印鑑マット

保険請求を行うにあたって患者さんには、レセプト(療養費支給申請書)に署名をしてもらいます。
患者さんが幼児であったり、利き手を受傷しているなど、レセプト用紙に署名することができない場合には、柔道整復師が代理で署名した上で患者さんに認印を押印してもらう必要があります。

認印を押印してもらうためには朱肉が必要ですね。
硬いテーブルの上では、きれいに押印できません。
レセプト用紙の下に敷く印鑑マットがあれば、きれいに押せそうですね。


いざ開院して施術を開始すると、不足しているものが次々と出てきます。
しばらくは、ホームセンター通いが続くでしょうね。

恥ずかしながら太郎が開院する前日は、ホームセンターの閉店間際に洗面器や丸いすを買いに走った記憶があります。

開業を考えている人は、臨床研修を行っている時から、接骨院に準備する備品類を書いて箇条書きにしておくのが良さそうですね。


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