先日お話したBlog「腰部捻挫に隠れる内科的疾患」では、一見して腰部捻挫に見える腰痛症でも中には、内科的疾患も合併している場合があることをお話しました。

これらに見られる腰痛症状は、臨床現場でよく目にする軽症(?)と言える腰痛症ですね。

時には、「朝、起きようとしても起き上がれない!」などと言って急性腰痛症症状を訴える人もいます。
日中、「椅子から立ち上がろうとした途端、急に腰が抜けて動けない!」などと訴える人もいます。

このような人たちは、先日のBlogに書いた軽症の腰痛症に比較して、急性腰痛症の症状を認めるものです。

不橈性疼痛を認めるどころか、僅(わず)かな体動にも激痛を伴い、ちょっとした振動でさえ疼痛を訴えます。

患者さんの顔は見るからに痛そう!
冷や汗をかいている場合もあります。
じっとしていても、自発痛があるようです。

さて、これがいわゆる「ぎっくり腰」でしょうか?

これくらい顕著な急性期(重症)症状であれば、皆さんも対診の必要性を感じるでしょうね。
このような症状では整形外科への対診で良いのですが、できれば内科なども併設された所か総合病院への対診がお勧めです。

太郎が経験したものでは、尿路結石腎結石に由来する腰痛症状でした。

でも、患者さんにしてみれば、朝起きるなり腰痛を感じたり、椅子から立ち上がろうとして腰が痛くなっています。
それだけに、「腰を痛めた!」と思って私たち柔道整復師に施術を求めてくるのでしょう。

実際のところ、結石に由来する腰痛症状が、たまたま朝起きると同時にとか、椅子から立ち上がろうとした時に起こったまでですね。

なお、前述したような顕著な急性期(重症)症状を呈する腰痛のみならず、不橈性疼痛を認める患者さんでさえ、結石に由来するものもあります。

中には、椎間板ヘルニアの人もいます。
椎間板ヘルニアの場合であれば、SLR(straight leg raising)testなどで推測ができますね。

このように、腰痛症状を訴える患者さんは私たち柔道整復師の業務範囲のものばかりではなく、内科や整形外科に診療を委(ゆだ)ねるべきものも数多く存在するのです。

要は、常に自分の業務範囲のものであるか注意を払っておき、少しでも疑念を感じるようであればすぐに対診を行う心の準備をしておくことでしょう。


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