昨日のBlogでは、脱臼の整復を行った場合の対診について触れました。

その補足になりますが、この時の対診に際しては、ちょっとしたコツがあるように思えます。

Y先生にはこのコツまでお話していたものですから、Blogを読まれたY先生からは早速、ご指摘がありました。(^^;

このコツと言うのは、依頼状の書き方にあります。

脱臼の患者さんの整復を行った後、対診を行うに際して依頼状にはどのような文面を書きますか?

【例 
上記の患者、○月○日に自宅階段を踏み外し、肩関節を脱臼したものです。
応急手当として整復を行いました。
つきましては、ご高診ご教示のほどお願いします。

Y先生が対診を行う際には、【例 曚里茲Δ癖弧未魄様蠑に書いたようです。
これに対して対診先からは、「肩関節の捻挫を認めます」と言う回答が届いたとのことでしたね。

さて、依頼状の文面として、次のように書いてみてはどうでしょうか?

【例◆
上記の患者、○月○日に自宅階段を踏み外し、肩関節を脱臼したものです。
応急手当として整復を行いましたが、整復位が得られてあるかご確認のほどをお願いします。
また、骨損の有無についてもご教示を賜りたく存じます。
上記についてご高診ご教示のほどお願いします。

【例◆曚里茲Δ暴颪と、依頼事項が明確になりますね。
この場合は、「\杏位が得られてあるか?」と「骨損を合併していないか?」ですね。

太郎の場合は【例◆曚里茲Δ暴颪い涜仗任鮃圓い泙垢、それに対しては「整復できています。また骨損所見を認めません」などとする回答が返ってきます。
このように、ちょっとした依頼状の書き方一つで、対診先から返ってくる回答の文面が変わってくるのが事実です。


なお、以前のBlog「骨折を疑う場合の対診の方法−依頼状の書き方」では、骨折が疑われる患者さんの対診に際しては、「骨折が認められる」などと言うように骨折を断定的に書かないようにとお話しましたね。

今日のお話では、脱臼とは言えこれを断定しています。

肩関節を脱臼したもの=肩関節脱臼と言うことで、これも診断しているのと変わりませんが、ここでは「肩関節脱臼」と言うような診断名を用いるのではなく「肩関節を脱臼したもの」としておきましょう。

脱臼の場合は、X線検査を行うまでもなくそれが分かるものです。
脱臼だと分かっているからこそ、X線検査を行うことなく整復できるわけですね。

もし、肩関節の脱臼の疑いがある!なんて不確定な判断では、整復を行うことなく単に固定だけ施(ほどこ)すでしょうしね。


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