国家試験の日です。
太郎にとっても、1年のうちで最も勤務時間が長い1日です。


20年ばかりの間には、何人もの柔道整復師や鍼灸師をはじめ、学生などの研修生にも来てもらいました。
でも、学校と施術所の往復を繰り返す今、太郎の接骨院では柔道整復師や研修生に来てもらっていません。

この経験を元にこれからは、柔道整復師として就職する人たち研修を行おうとする学生の人たちを対象にしたBlogのカテゴリを設けることにしますね。

これらに該当する人たちは、就職や研修を受け入れる側に立つ施術所の院長はどのような考え方を持っているのか参考にして頂ければ幸いです。


さて、今日のBlogは学生の人たちを対象にお話をしましょうか。

「(柔道整復の)学生なんですけれど、アルバイトは募集していますか?」
このような電話がよく、太郎の接骨院にかかってきます。

【太郎】
なるほど、アルバイトね〜。
で、どのようなことをしてくれるの?

「外傷に対する施術を学びたいので、見学をかねてアルバイトしたいんです!」

【太郎】
ほぉ、それはよろしいなぁ〜。
学生の頃から外傷に対する施術を見ていれば、勉強の役に立つでしょうね〜。


太郎は、自分の施術を柔道整復師や学生の人たちに見てもらうことについて何ら抵抗を感じません。

むしろ、太郎の接骨院に来られる患者さんを一緒に見てもらったり、太郎の施術を見てもらって、後でその症例について意見を交わすのが楽しみです。

でも、いきなり電話で「学生だ」と言うだけで、名前すら名乗らずに「アルバイトがしたい!」と言ってこられる人には抵抗を感じます。(^^;

せめて、「○○専門学校の○年に在学中の○○と言う者です」って名乗れないのかしら?

また、何を目的にして太郎の接骨院にやって来ようとしているのでしょうか?
アルバイトをするのが目的なのでしょうか?
それとも、外傷に対する施術を見学しようとするのが目的なのでしょうか?

そもそも「アルバイト」と言うのは「本業や学業のかたわら、収入を得るための仕事をすること」です。

「収入を得るための仕事」とは、「生計を立てる手段として従事する事柄」です。

一方、「見学」とは「実際のありさまを見て知識を広めること」

ですから、「外傷に対する施術を見学してアルバイトする」と言う表現はなんかおかしい!って思うのですが・・・太郎だけなのでしょうか?

見学してもらうのには抵抗ないものの、見学してもらってなぜ、太郎がアルバイト料を支払わなければならないの?なんて思います。

学生の人たちに来てもらって、全然お金を支払わないわけではありませんよ!

太郎の接骨院では給料は出来高制です。
最低限度の給料は保障していますが、1か月の収益状況に応じて職員の皆さんにはそれぞれに配当が支払われます。
ですから月々、給料が変動するわけですね。

学生の人たちの場合は、一生懸命手伝ってくれている人、そして同時に一生懸命勉強しようとしている人にはそれ相当の時間給や交通費を支給します。

でも、本当にアルバイト感覚でやってくる学生の人には時間給はおろか、お小遣い程度であったり無給であることも!
そんな人が太郎の接骨院にいてもらっても、太郎自身も楽しくないし、接骨院にとっても有益とはなりません。
何よりも、その学生にとっても良いことは何一つないでしょう。

失礼ながら、学生の身分で何ができるでしょうか?

免許を持たないのですから、施術の補助しかできません。
それなら、パートタイム職員として看護助手の人に来てもらいますよ。

症例を検討しあうと言う意味では学生に来てもらうのは楽しいのですが、接骨院の経営面から見て学生は非効率です。
合間を見ては、施術を見学しますね。

看護助手の人は見学はしません。
業務に専念してくれます。

増してや、学生は学校に行かなくてはならない、試験期間中だからお休みするなど、接骨院にとって一人前の戦力には程遠いでしょうね。


ちょっと言い過ぎですか?
このBlogは太郎の個人的な意見です。
中には、見学を兼ねたアルバイト学生を受け入れてくれる先生もおられるかと思います。

太郎の考え方としては、給料を目的として施術所でアルバイトしたいのなら「アルバイトをさせて欲しい!」と言うべきで、仕事の手を止めて外傷に対する施術の様子を見に行くのはタブーでしょう。
その時点で施術所はアルバイトをする場所となり、勉強する場所ではなくなります。

一方、外傷に対する施術を見学するなどして勉強したいのであれば「研修をさせて欲しい!」と言うべきでしょう。
「アルバイト」ではありません。
勉強させてもらいに研修するのですから、給料は要求すべきではないかと思います。

「失礼な言い方ですが、お給料などは一切要りませんので、研修させて下さい!施術のお手伝いもさせて下さい!」なんて言うのはどうでしょうか?

「タダほど高いものはない」と言われます。
太郎が上記のように言われた場合は、その学生の人が研修を行うだけの価値となるものを提供するように努力します。
また、このように言って研修に入ってきた人は研修にせよ、施術の補助にせよ熱心さが感じられます。
そんな人に対して、言われたとおりに無給で来てもらう先生なんて、まずいないと思いますよ。


【今日のポイント】
電話ではまず、自分の身分と氏名を名乗る!
研修はアルバイトではない。(給料を目的にしない)


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