「膝を捻挫したのですが、なかなか痛みが取れないんです」と言って、17歳の高校生A君が来院しました。

約2週間前に、学校の体育でサッカーをしていて膝を捻ったのですが、疼痛や腫脹が著しく、整形外科を受診したとのことです。

骨損傷は認められず、靭帯捻挫と診断されました。
湿布の投与を受けると共に、痛みが治まるまでサポーターで固定するように指導を受けたとのことです。

整形外科からの帰りにスポーツ用品店に立ち寄り、そこで膝関節用のサポーターを購入。
それからずっとサポーターをつけているものの、痛みはわずかずつしか取れてきません。

それで太郎の接骨院を訪れたわけですが、彼がずっと使い続けていたサポーターを見ると、保温用のサポーターでした。

サポーターには関節を固定したり圧迫したりするものと、保温を目的にするものがあります。

固定用サポーターはマジックベルトなどがついていて、圧迫できるようになっています。
また、サポーターの中に金属が入っているなどして、関節の動きを制限したり、補助したりできるようになっています。

一方、保温用サポーターは固定用サポーターに比較して患部を圧迫すると言うより保護するようなものです。
サポーターの裏地は触るだけでポカポカするようなものもあります。
保温用サポーターでもマジックベルトがついているものもありますが、筒状になっているものもよく見かけます。

A君は整形外科から固定用サポーターを購入してつけておくように指導されたものの、サポーターには固定用と保温用があることを知らなかったようです。

今回、関節を固定することを目的にサポーターの装着を指導したのは整形外科の先生ですが、私たち柔道整復師でもサポーターを装着するように指導する場合がありますね。

ですから、サポーターについて指導する場合は、店頭にはどのようなサポーターが置かれているか、またその患者さんにはどのようなサポーターが必要なのか、説明すべきでしょうね。

私たちが当然と思って知っていることであっても、患者さんにしてみれば知らない場合だってあるのです。


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