柔道整復業界の一部に、ファクタリングと言うものが広まりつつあるとのことです。

ファクタリングとは、売掛債権を第三者に売却したり、譲渡することを指します。

柔道整復師で言えば、保険者に対する療養費の請求権を金融会社などの第三者に売り渡すことです。
一般的に療養費はある月の分を翌月早々に保険者に対して請求しますが、請求した療養費が振り込まれてくるのは早いもので約1か月後、遅いものでは数か月後になります。

接骨院を経営するためには運転資金が必要ですね。
運転資金が不足がちな時などに、その療養費の請求権を第三者に売り渡し、早期に現金化しようとするものです。

ところが、健康保険法第61条では、「保険給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない」と規定されています。

保険医の診療報酬債権だけは昭和27年、国税庁長官通知によって例外とされています。
しかし、厚生労働省保険局ではこのほど、療養費に関しては受療委任取り扱い上においても認められないと言う見解を示しました。

なお、ファクタリングの事実が判明した場合は、受療委任の取り扱いを中止することを盛り込む協定や契約の見直し作業を進めているとのことです。

日本鍼灸マッサージ新聞/柔道整復版】平成19年2月25日付けから抜粋


整骨太郎のホームページ
整骨太郎のひとりごと(Blog)−目次