54歳の男性(農業)が、腰を痛めたといって来院されました。

まず、負傷日と負傷原因を尋ねます。
必要に応じて負傷の際、どのような肢位であったのか、どのような肢位が強制されたのか聞いていきます。

続いて、患部の観察にはじまり他覚的な所見、徒手検査法などを行って病変の確定を進めます。

その後、患者さんには病変の説明を行い、それに対する施術方法や予後について説明します。

施術と同時に、施術を進めるにあたって日常生活上、気をつけてもらうことや自宅で行ってもらうことなどを説明します。

何気なく行っている一連の動作です。

施術を行っている最中、患者さんはふと、太郎の説明についてほめてくれました。(^^;

と言うのも今回、私の接骨院を受療する前日、近所の整骨院を受療したとのことです。

そこでは、「どうされましたか?」と言う問いに「腰が痛いのですが」と答えたらすぐ、「それではそこのベッドに寝て下さい」と言われ、看護助手の人が痛みのありそうな部位に低周波を固定してくれたと言います。

負傷原因を聞かれることなく、また痛めた腰について何の説明もなく、先生は腰を押してくれたと言います。
そして、湿布しておしまい。

その整骨院は1年ほど前、開業したところだとか。

他の患者さんたちとは世間話に花を咲かせていたようです。
その患者さんに対しても、世間話には乗ってきてくれるものの、腰痛のことについて聞いてみると丁寧な説明をしてくれなかったと不満気味。


私たち柔道整復師は外傷に起因した傷病に限定して保険施術が行えます。
言い換えれば、外傷性でないものは保険施術の適応外と言うことです。

患者さんによっては負傷原因を伝えてくれる人もいますが、中にはいつ、どのようにして痛めたのかはっきり覚えていない人もいます。

そのような人にはどのようにしたらその負傷部位を痛めるのか説明すると、「そう言えば・・・」と言って思い出してくれることもしばしばですね。

負傷原因の確定は、私たち柔道整復師が保険施術を行う上でしなくてはならない作業の第一歩です。

この単純作業さえ怠る人がいるから、健康保険組合などの保険者が患者さんに対して負傷原因を調査するようになったとも言えるでしょうね。


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