「スイッチマンというのはどういう意味でしょうか?」

F先生からのご質問です。

同業者の会合の中で出てきた言葉で、ある整骨院の先生がこのスイッチマンだとか。

そして、「柔道整復師はスイッチマンであってはいけない!」という話で締めくくられたようです。

ところが、F先生はスイッチマンという意味が分からなかったようです。

スイッチマンとはまた懐かしい言葉が出てきたものですね。(^^;

スイッチマンというのは、施術所で低周波治療など医療器械を用いる施術だけしかしない柔道整復師を指します。

すなわち、患部に低周波を通電しておしまい。

手技をはじめ、運動療法などを行わないのです。

医療器械のスイッチをONにしたりOFFにしたりするだけ・・・スイッチを入れたり切ったりするだけ・・・ということからスイッチマンと呼ばれるのです。

ところで、スイッチマンは違法ではありませんが、療養費支給申請(健康保険請求)上で問題が生じてきます。

医療器械を用いた物理療法に係る料金は療養費支給申請上、電療料に相当します。

患部に触れる手技療法や運動療法は後療料に相当します。
手技療法や運動療法を行わない場合は後療料を算定できないことになりかねませんね。

また、医療器械で温熱療法を兼ねているのであれば温罨法料を算定できるでしょうが、単に低周波を通電しているだけであれば温罨法料の算定はできません。

温罨法料を算定するためには、極超短波(マイクロ波)を照射したり、ホットパックなどで患部を温めることが必要です。

冷罨法料の算定では、患部を冷やす必要がありますね。
コールドスプレーを噴き付けたり、冷湿布を施すなど冷罨法としての施術を行わなければ冷罨法の算定はできません。

要するに、スイッチマンであれば電療料の算定しかできないことになります。

今では、家庭用低周波治療器も普及しています。
低周波通電だけであれば患者さんが自宅でできますね。

柔道整復師であれば、手技や運動療法を行うなど患部に触れて施術を行い、1日でも早くケガが治るようにしなければなりません。


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