近年見かける柔道整復師の施術所は「整骨院」というものが多いですね。

でも、柔道整復師法第24条(広告の制限)および「柔道整復師法第24条第1項第4号の規定に基づく広告し得る事項の指定(平成11.3.29厚告70)」の規定上、施術所名称として用いることができるのは、「柔道整復」、「ほねつぎ」または「接骨」の3つです。

具体例としては・・・

 柔道整復施術所・ほねつぎ施術所・接骨施術所
 柔道整復院・ほねつぎ院・接骨院

・・・と言ったところでしょうか?

ここには、「整骨」という記載はありません。

と言うことは、「整骨施術所」とか「整骨院」という施術所名称は違反?

実は、そうなんです。\(◎o◎)/!
法律の規定上、「整骨」というのは違反となります。

でも、街中では「整骨院」の看板がよく見られますね?

太郎が接骨院を開業した頃(20年余り前)、施術所名称を「整骨院」にしてあると、開設届を提出した後の保健所職員による立会い調査において、「整骨の文字の使用は非合法だから、ほねつぎや接骨に直しておいて下さい!」と言われたそうです。

しかし、そう指導を受けるだけで、後日になってから訂正されているかどうか確認されることもなかったので、「整骨院」で開業した人は誰一人としてその名称を訂正することがなかったようです。(^^;

なお、太郎の施術所は開業当初から今に至るまで「接骨院」なので、そのようなことは当然言われていません。
ですから、前述したお話は「整骨院」で開業した人から聞いたものです。

ところが、正確な時期は忘れたのですが、10年ほど前の話でしょうか?

ある保健所職員の人から太郎は、その保健所を管轄する知事から各保健所に対して発出した通達文書を見せてもらいました。

そこには、次のようなことが書かれてありました。

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近年、柔道整復施術所の名称として「整骨」の文字を使用しているのがよく見受けられますが、柔道整復師法第24条(広告の制限)から判断する上では法に抵触(ていしょく)すること。

しかし、「整骨」という文字は県民に広く認知されているところであり、今になってこれを取り締まることはかえって誤解を招きかねないこと。

従って、柔道整復施術所の名称において「整骨」の文字を使用することは差し支えないものであること。

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【補足】
「法に抵触する」というのは、「法律に違反する」という意味です。


ちょっと古い話なので記憶があいまいですが、概ね上記のようなことが書かれていたのです。

従って、原則論で言えば「整骨」の文字の使用は法に触れるものではあるものの、慣例上、認めてくれるというものです。

この通達が現在、活きているのですね。

ですから、施術所を開設した場合、その名称を「整骨院」としてもお咎(とが)めがないのです。

この通達は都道府県知事から各保健所に通達されたと前述しましたが、当時の厚生省(現厚生労働省)から都道府県知事を経由して通達されてあるか、それとも全国の都道府県知事が各保健所に通達してあるかとか聞いています。

従って、これは太郎が聞いた保健所を管轄する都道府県のみならず、全国的に適用されている話と聞いています。

近年開業する人たちがどのような意図をもって施術所名称を「整骨」にしたがるのかは知らないのですが、これは整形外科の「整」を真似たいからなのでしょうか?

それとも、「接骨=骨を接ぐ」に対して「整骨=骨を整える」ということで、暗に骨折や脱臼の整復は行わないことを示唆するために「整骨」とするのでしょうか?

太郎個人としては「接骨」でも「整骨」でも、どっちでも構いません。
いずれにしても漢字が書きにくい!(ー_ー)!!

「接」「整」「骨」の文字いずれもが、格好良く書けないからあまり好きではありません。
(ーー;)

元より、太郎の書く字がヘタクソだということに理由があるのですけどね。(>_<)

なお、これから開業する人たちが施術所名称を「整骨」にしてあっても非合法だ!として指導を受けることはないだろうと思います。

でも、あくまでも各保健所単位の判断に委ねられているようですから、地域によっては「整骨」の文字の使用を許してもらえない場合があるかも知れません。


【注意】
今日のBlogでお話した内容は、実際に施術所を開設する場合の施術所名称についてお話したものです。
3年生の皆さんは関係法規で、施術所名称として「整骨」の文字の使用は違法と習うはずです。
法律上で判断した場合、「整骨」は違法となるのですからそのように覚えましょう。
関係法規のテストで太郎のBlogのお話を元に解答しても、間違いなく×になりますのであしからず。m(__)m


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