関係法規の教鞭を執る太郎は毎年、この時期になると不思議に思うことがあります。(^^;

講義の予習がてらいろいろと調べてはみるものの、いまだに首を傾(かし)げるばかりです。


【柔道整復師法】

第4条(欠格事由) 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。
心身の障害により柔道整復師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
麻薬、大麻又はあへんの中毒者
罰金以上の刑に処せられた者
前号に該当する者を除くほか、柔道整復の業務に関し犯罪又は不正の行為があった者


太郎が疑問を感じるのは上記の第号の記述です。

「麻薬」「大麻」「あへん」の中毒者は、柔道整復師の欠格事由に該当するというものです。

麻薬は精神に作用して耽溺(たんでき)をもたらします。

麻薬の一つにモルヒネがあります。
戦地で銃撃に遭った兵士で出血がひどくて手当ての施しようがない兵士に打つと、痛みや死への恐怖から解放されるといいます。
「あぁ、たくさんの血が出ているな〜。そう言えば、私の右腕はなくなっているな〜。そうか、私はもう死ぬんだな〜」というような考え方になるといいます。
これが耽溺です。

それに対して大麻は興奮をもたらすものです。

あへんも麻薬と同様に、耽溺をもたらします。
税関HPでは、あへんを「あへん系麻薬」として麻薬の一つに数えているように思えます。

法律で言えば、精神の覚醒を促すものは「覚せい剤取締法」で、耽溺をもたらすものは「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されていると聞いたことがあります。

また、麻薬及び向精神薬取締法第2条では麻薬とあへんを同列にしていますが、麻薬はあへんを含む総称でもあると医師から聞きました。

あへんは麻薬の一つということです。

そうなると、柔道整復師法第4条第号の規定に違和感を感じます。

例えば、麻薬を果物、あへんはリンゴと仮定しましょう。
大麻は別物ですから、とりわけ魚と言ったところでしょうか?

柔道整復師法第4条第号の規定に照らし合わせると、「果物、魚またはリンゴ」に該当する場合が欠格事由となります。

リンゴは果物の中の一つなのに、果物と同格で、しかも魚に次いで掲げられるのは変ですよね?

麻薬及び向精神薬取締法の中では麻薬とあへんが同格に取り扱われてもいますから、麻薬をミカン、あへんをリンゴと仮定したとしても、「ミカン、魚またはリンゴ」というふうに提示する順序が不自然なような気もするのですが。

太郎の学校に非常勤講師として来られている医師にこれを尋ねてみて、太郎の意見に賛同してくれたのが唯一の救いです。(^^;

もしかして国語力の問題?(ーー;)

こんなことで悩んでいる太郎です。


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