肩関節の回旋障害を訴える患者さんは少なくありません。
中でも、外旋障害より内旋障害は関節可動域(ROM)の回復に手間取りがちですね。

太郎の学校教務のY先生から、肩関節の内旋障害(制限)がすぐに改善できる手技を発見した!という情報を得て、半信半疑で話を聞きに行きました。(^^;

肩関節のROMの確認は、健側と比較して行います。
背臥位になってもらった患者さんに、画像のように両肩を90度外転させた上で前腕を天井に向けます。
この肢位が、肩関節内旋外旋の中間位ですね。

背臥位で前腕を垂直にした肢位




【画像 


この肢位から画像のように両肩を内旋してもらい、左右差がどれくらいあるか確認しておきます。

肩を内旋して健側との比較




【画像◆


患者さんの頭側から、頸部の筋を緩めていきます。
続いて頭部をやや持ち上げ(頸をやや前屈させ)、頭頂部が向く方向に牽引を行います。
頸椎牽引を徒手的に行うようなものですね。

今度は上位頸椎部に手指を当てて押圧(上方に押し上げる)します。
同時に、牽引力も少し加えています。【画像】
自然と頸部は後屈されますね。

頸を牽引しながら後屈強制




【画像】


上位頸椎部を押圧しながらの左右回旋強制。【画像ぁ

上位頸椎部を押圧した回旋強制




【画像ぁ


また、下位頸椎部を押圧しながらの左右回旋強制。【画像ァ

下位頸椎部を押圧した回旋強制




【画像ァ


頸に回旋強制を加える場合も牽引力をやや加えています。

後頭部を持ち上げて、頸の前屈も行いましょう。
頸部筋のストレッチですね。

そうした後、また頸椎部を母指を除く四指で外側から圧迫を加えます。
下位頸椎、中位頸椎、上位頸椎へと少しずつ、指をずらして圧迫します。

その頃になって、画像および画像に示したように肩の内旋可動域を確認します。

そうすると、全ての患者さんではないものの、複数の患者さんには目に見えて、患側の肩内旋可動域が拡大されてくるというのです。\(◎o◎)/!

なお、そのメカニズムについてお伺いしたところノーコメント!(ーー;)

ノーコメントというよりも、どうやら施術中にたまたま見つけた効果を認める手技のようです。(^^;
ですから、コメントができないというか・・・。((+_+))

でも、何人かの患者さんに対してでも、またその理由が分からないにしても、効果を認める手技の発見は有意義です。(^^♪

ところで、頸椎部へのアプローチがどうして、肩関節内旋制限の改善につながるのでしょうねぇ。(ーー;)

なお、この手技を行う場合は患者さんの頭の方に術者が位置します。
この場合、椅子に腰掛けていますが、椅子の高さは少なくともベッドと同じ高さ、できればベッドよりやや高めなのがお勧めです。


【補足】

この手技では頸の前後屈や回旋を強制しています。
いずれも最大可動域まで運動を行いますが、患者さんが疼痛を訴えない程度までとします。
また、反動を加えることもしません。


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