20年以上も施術に携わりながら太郎は、自分の判断に自信を持てません。(ーー;)

骨折や脱臼の後療施術を行うための医師の同意を得るための対診は当然のことですが、それ以外の傷病でも対診をすることが少なくありません。(^^;

初検段階から対診するものはまだ少ないながらも、腰痛でも1週間も施術して症状に改善が見られない場合は元より、太郎が推測した回復スピードより遅いのでは?なんて感じた時は対診をしてしまいます。

あれ〜っ? 一見して外傷に見えるけど、もしかしたら内科的な疾患が隠れているのでは?・・・なんて心配になってくるのです。

小心者なのでしょうね。
と言うよりも、そもそもヤブなんです。(^^;

おかげで太郎の接骨院は、整形外科をはじめ、内科、消化器科、循環器科、小児科、外科、脳神経外科、皮膚科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科など様々な医療機関に対診できる環境が整いました。

総合病院にも対診できますし、紹介に特化しますが歯科や動物病院まで(?)提携関係にあります。\(◎o◎)/!

太郎の接骨院を訪れる患者さんも、少しでも心配があればどこかの病院で検査を勧める太郎だ!なんて分かっている人が多いようです。

中には、検査好き?、紹介好き?な太郎だ!なんていう患者さんもいるほどです。

ある日、57歳の男性会社員Aさんが、「数日前から寝違えたようで首が痛い!」と言って来院されました。

右上位頸椎部に相当の疼痛を訴えます。
同じ部位に圧痛を認めます。
筋緊張は少しあるような・・・。
寝違えかな?・・・でも、頸には運動障害を認めません。

わからん!(>_<)

とりあえず疼痛部位に低周波通電。
上位頸椎部はあまり刺激したくないので軽く筋緊張を緩めるようにストレッチ。

「はい。それで痛みが取れないようならまた来て下さい」と太郎。(^^;

「施術を受けた後は幾分、痛みはマシになるものの、翌朝にはまた首が痛いんですよ!」と言ってそれから2日続けて来院するAさん。

筋緊張はマシになっているようにも思えます。
でも、訴える疼痛に変化はないような。(ー_ー)

わからん!(>_<)

対診しようかな〜?
「痛みが変わらないようだから一度、整形外科で検査してもらいましょうか?」(^^;

「太郎先生は、ちょっと分からないってなったらすぐ、検査に行け!なんて言うからね〜。検査に行ったところで結果はいつも、異常なし!らしいじゃないですか! 検査に行くのにもお金がかかるのよ! お金が!」(ー_ー)!!・・・とAさんに断られてしまいました。(>_<)

おっしゃるとおりです。m(__)m
対診を促す太郎に出費はありませんが、対診に行く患者さんにしてみれば、時間も費用もかかってしまう。

今では、対診を勧めて依頼状を手渡すと、それ以降、来院されなくなってしまう患者さんもいるほどです。(^^;

初検から4日後、Aさんは「今朝から舌がしびれる感じがする」と訴えました。

口を開けてもらい、舌を動かしてもらっても普通です。
ヘラで舌を突いても知覚の鈍麻を認めません。
でも、しびれているらしい。(ーー;)
しびれる部位は、舌の右外側部分のようです。

「舌がしびれているのなら、絶対に検査してもらいます!」(ー_ー)!!

「いや〜、言うほどしびれていませんよ。ちょっとしびれたような感じがすると言うか・・・」とAさん。

「いえいえ、紹介状を書きますから、整形外科に行ってもらいます!」(ー_ー)!!

その日を境に、Aさんは来院されなくなりました。(>_<)

しびれがきついようだったらAさんの家にでも電話して、整形外科の受診を促すところでしたが、Aさんの訴えではしびれはそれほど強いものではなかったような。

それとも、Aさんの気のせいでしびれているような気がしたのでしょうか?

そんなわけで、整形外科の受診を無理強いするのも悪いかと思って放置しました。(^^;

それから2か月くらい経ってからでしょうか。
突然、Aさんがやって来ました。

太郎:「あら〜。どこの整形外科まで行って来たのよ! それとも、行かなかったのですか?」

太郎に対診を勧められた日、自宅に帰ってから、近所の奥さんに「太郎先生は分からなければすぐ、検査に行け〜!なんて言うのよ! 要するに、大げさなのよね! 首が痛いのなら、太郎先生のところなんかよりもずっと上手にマッサージしてくれるB整骨院に行かなくちゃ!」と勧められたとのことです。

それで、近所の奥さんに勧められるまま、その翌日から毎日、B整骨院に通ったらしいです。

B整骨院ではそりゃもう丁寧なマッサージをしてくれたとのこと!

太郎なんか問題外!(ー_ー)!!

ええ、そうですよ。
太郎はマッサージが苦手です。

朝の痛みもずいぶんマシになったとか。
ほぉ、そりゃ良かったじゃないですか。

でも、B整骨院に通い始めてから1週間も経った頃、右下のしびれが急にはっきりとしてきたとか。
そして、頬にも痛みが!

その翌日には、右頬から右頸部にかけて、ブク〜ッと腫れたと言います。

慌てて病院を受診したところ、ヘルペスだったとか。\(◎o◎)/!

病院の先生にそれまでの経緯を伝えたところ、「太郎先生の判断が正しい! どうして、太郎先生に検査を勧められた時に来なかったのですか? その時、来ていれば、これほどひどくならなかったのに!」と叱られたとか。

同時にその先生は「太郎先生にちゃんとお礼を言っておきなさい!」とも言われたそうで、Aさんは律儀にも手土産まで持参の上、お礼に訪れて来てくれたのでした。(^^;

太郎の元にお礼に来てくれた時、ヘルペスは既に治っていました。
できれば、右頬から右頸部にかけてブク〜ッと腫れた時に来て、見せて頂けたら有難かったのですが。(^^;

舌のしびれを訴えた時にすぐ、対診を勧めて正解でしたね。(*^^)v

その結果、Aさんは他の整骨院に替わってしまったものの、対診を勧めずに施術を継続していたら、太郎の責任問題に進展しかねませんね。

なお、太郎の接骨院の代わりにAさんが受療したB整骨院では、Aさんは舌のしびれを訴えなかったそうです。

それを告げると、B整骨院でも対診を勧められると懸念したからでしょうか?

頸部の痛みとヘルペスに因果関係があるのかどうかは知りませんが、僅かな舌のしびれがヘルペスの前兆だったとは思いもよりませんでした。(^^;

一見して私たちの業務範囲内の傷病のように見えても、中にはAさんのように医療機関で診療を受けなければならない疾病が潜んでいる場合があります。

少しでも、業務範囲外の疾病の存在を疑う所見が見られた場合は速やかに、対診を行うべきですね。

Aさんのお話を聞いて、改めて対診を行う習慣がついていて良かったと思いました。

でも相変わらず、太郎の接骨院の患者さんたちは、太郎は検査で紹介するのが趣味だ!なんて言いふらしているようです。(ーー;)


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