肘内障の発生機序










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手を引っ張るなどして発生する肘内障。
4〜5歳の小児に好発すると言われています。

手を引っ張られて発症することからpulled elbowとも呼ばれます。
発症年齢は乳幼児から学齢期(小学校入学時)までで、小学校に入学すると発症しなくなるのが一般的です。
とは言え、小学校3年生の女児に発症したものを太郎は経験しています。(^^;

肘内障の病態





【画像◆


【画像◆に、肘内障の病態を示します。

(a)は正常肘関節、(b)は橈骨輪状靭帯が腕橈関節に嵌入して肘内障を呈したものです。

関節脱臼は関節頭が関節窩からはずれてしまうことを指しますが、肘内障では輪状靭帯が偏位します。

従って、肘内障は橈骨輪状靭帯が橈骨頭から亜脱臼状態になるという特殊な形態を取ります。

患者さんの肘関節は一般的に屈曲位で前腕は回内位となります。
そして、回外制限を呈します。

ところで皆さんは、肘内障に対する整復をどのようにしているでしょうか?

肘内障の整復について多くの文献では、「肘関節を屈曲位にして回外位とする。その際、術者の母指を患肢の橈骨頭に当てておくと嵌入していた輪状靭帯が外に押し出されるクリックを触れることができる」などと書かれています。

肘内障の整復には、_鶻粟杏法、回内整復法、伸展整復法の3つがあります。

整復操作で患肢にまず強制する運動を元に名づけられた整復法で、前述した整復法は_鶻粟杏法となります。

太郎が用いる整復法は、回内整復法です。

これまでに 銑のいずれも試してみましたが、はどうも苦手です。(^^;
伸展整復法で整復できたのは5回試みて2回程度だったでしょうか。

,鉢△呂い困譴任眄杏が容易ですが、,茲蠅皚△諒が、疼痛なく整復できるように思えます。

回内整復法でも橈骨頭に母指を当てておきますが、整復時、母指で橈骨頭を押し込みながら外側に半円を描くようにすると疼痛を伴いません。(*^^)v

肘内障を何例か経験していると、次第に欲が深まり、いかにして疼痛なく整復できないか試行錯誤を繰り返しながら自分自身の整復法が確立するのでしょうね。


【参考文献】
「肘診療マニュアル−第2版」石井清一ほか編著 医歯薬出版 2007年2月/第2版第1刷

「肘診療マニュアル」












【追記 
今日のBlogでは太郎が用いる肘内障の整復についてご紹介しましたが、記述だけでは分かりにくそうですね。(^^;
つきましては後日、画像を用意して改めて紹介することにします。m(__)m

【追記◆
今日のBlogでは肘内障に対する3つの整復法を紹介しましたが、参考文献には回外整復法のみが掲載されています。

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