健康食品のCMを見ない日はないくらい、健康食品ブームですね。
新聞にも広告が載り、コンビニエンスストアの店頭にも商品が陳列されています。

太郎の接骨院を訪れる患者さんにも、健康食品を食べているという人をちらほら見かけます。
これを利用している人は毎食前とか就寝前などというように、まるで薬を飲むようにきちんと食べています。

健康食品の販売を行っている接骨院も時々見かけます。

そういう太郎もたまに、健康食品のお世話になります。(^^;
40歳を過ぎた頃から太郎は過敏性大腸炎に悩まされ、それ以来、健康食品を口にするようになりました。
過敏性大腸炎そのものは治ったようですが、それまでは毎食後(!)出ていた便が出づらくなりました。(>_<)
2週間以上、便通が滞ることも少なくありません。
下痢になることはほとんどなくなりましたけどね。

2週間も便通がないと、お腹が張ってきます。
そんな時、薬剤師の人に勧められた食物繊維の健康食品を食べます。
そうすると、翌日にはそれまでの便秘がウソのように出て行ってくれる!(^^♪

とは言え、太郎は健康食品にさえ抵抗があるものですから、毎日食べることはしません。(ーー;)
お腹が張ってきた時だけ食べるようにしています。

さて、今日(6/16)の日経新聞に、「健康食品 過信は禁物」として内藤裕史医師(筑波大学名誉教授)のコメントが掲載されていました。(*1)

「肝臓に良い」と言われるウコンを4か月服用して肝機能障害になった50代の女性
「免疫力を高める」と言われるアガリクスを3か月服用して肝機能障害になった50代の女性
「脂肪を減らす効果がある」と言われるカテキン→肝機能障害
「やせ薬」として売られていた漢方に由来する食品→腎不全やがん患者が多発(発がん物質が含まれていた)

・・・など、そもそも身体に良いとされているものが、健康被害をもたらしているのです。

医薬品とは異なり、健康食品は無害だ!と思っている人も少なくないでしょう。
ところが、健康食品にも副作用があり、取り過ぎによって身体に悪影響を与えることもあります。
効果的な成分を含む一方で、毒性を含む場合もあるのです。

健康食品への完全確保へ、国としても対策が進められています。
食品衛生法で原材料、添加物などの表示が義務付けられ、健康増進法で効能などの誇大表示が禁止されています。

とは言え、乱立する健康食品全ての成分、生産や販売方法をチェックするのは不可能なのが実情です。
欧米では食品としての流通が禁止されているゲルマニウムを含有した商品が、日本では売られているなど、規制の甘さも見受けられます。

「病院で骨粗鬆症って言われたのですけど、カルシウムを飲んだ方がいいでしょうかねぇ?」

太郎の接骨院でも、こんな質問が出てきます。

「じゃこ食べて、牛乳飲んで、表を歩くのがいいですよ!」・・・と太郎は答えるのですが、患者さんたちは自然の食べ物よりも、健康食品のようにパッケージ化された物の方が効果があるように思っているようです。

中には、「骨が弱いからって、病院でカルシウムのお薬をもらっているのよ! 私はカルシウムが少ないからね〜。家でもカルシウムを買って飲んでいるのよ!」と言う患者さんもいます。

どれくらい食べているのか知りませんが、カルシウムは取り過ぎると結石などを促します。

「念のため、カルシウムのお薬をもらっている病院で、カルシウムの健康食品を食べてもいいですか?って聞いて下さい!」

牛乳を飲み過ぎるとお腹が緩くなると言うわりに、健康食品の過剰摂取には無頓着なような気がします。(ーー;)

水溶性ビタミンであればまだしも、脂溶性ビタミンの過剰摂取も良くないですね。

【参考】
「健康食品」の安全性・有効性情報(独立行政法人 国立健康・栄養研究所)
「健康や栄養に関する表示の制度について」 (厚生労働省)

【書籍】
「健康食品・中毒百科」内藤裕史 著/丸善 発行/2007年1月(2,940円・税込)

(*1)
日本経済新聞(平成19年6月16日付け)第28面


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