低周波の通電中など、物療中に気分が悪くなる患者さんが時々いますね。
これは、血圧に乖離(かいり)が生じたために起こる症状です。

低周波通電をはじめとする物理学的療法では、まず通電を始めて間もない時期は一時的に血圧が上昇します。
次いで、時間の経過に伴って、血圧は下降します。
お風呂に入った時と同じ血圧の変動ですね。

この時の血圧の上下変動には個人差がありますが、日常生活における血圧の上下変動の範囲を逸脱して起こる症状です。

太郎が経験した患者さんで見たところ、気分が悪くなる患者さんは低周波通電を開始して10分以上経過して増えてきています。

特に、低周波通電開始後15分以上にその傾向は増してきます。

一方、低周波通電を開始して間もなくに気分が悪いと訴えた患者さんは、ごく僅かです。

ですから、太郎の接骨院で行う低周波通電は15分間を目安に行っています。

また、この症状を訴える患者さんは日頃血圧が高めの人よりも、低めの人に起こりやすい傾向にあるようです。

低周波通電中に気分が悪いと訴えた患者さんにはまず、速やかに低周波通電を中止します。
患者さんを背臥位にして、足元にクッションを入れるなどして足を高くして寝てもらいます。

低周波通電中に起こる気分が悪いのは、アナフィラキシーのようなショックではありませんから足を高くして寝かせてしばらくすると症状は治まります。

日頃の血圧を聞くと共に、血圧の測定してそれを施術録に記録しておきましょう。

血圧の測定を行ってその数値を患者に告げると医師法に抵触するからとして血圧計を施術所内に置くことから否定する柔道整復師の団体があると聞きますが、施術を行う上で血圧の測定は必要かと太郎は考えます。

血圧を測定して医師の診療が必要と思われる場合は、医師に対して紹介すれば良いのです。

でも、加入した柔道整復師の団体で血圧計を置くことを禁止(?)しているのであれば、それに従うのがルールでしょう。

太郎は、血圧を測定したらその数値を患者さんに告げています。(^^;
でも、これまで一度も医師法違反に問われたことはありません。

例えば、血圧を全ての患者さんに対して毎回測定してその数値を告げるなどすれば問題も生じてくるでしょうが、気分が悪いと訴えた患者さんをはじめ、日頃血圧が高めの人や低い人に対して物療の判断の指標としてこれを測定するのは問題ないと思われます。

血圧の数値は患者さんに告げないのに越したことはありませんが、血圧を測定したら患者さんはそれを聞いてくるのが当然です。

要は、内科医の領分を侵さないように血圧を測定することが必要でしょうね。

なお、今日のBlogは太郎の個人的な見解を交えてお話しました。

施術所に血圧計を置くことをはじめ、血圧を測定するなどの行為は自己判断で行って下さい。(^^;


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