昨日のBlog訪問者数は244名で過去最高を更新しました。

大阪朝日放送「ムーブ!の疑問」で柔道整復師の不正請求について報道されたのをきっかけに、業界外の人たちがリンクをたどって閲覧されている結果だろうと思います。

なお、このBlog(整骨太郎のひとりごと)をはじめ整骨太郎のHPでは、柔道整復師養成施設(柔道整復師の学校)に在学する人たちや柔道整復師の人たちを対象に、学術情報をはじめとする業界関連情報を発信しています。

先日報道された「ムーブ!の疑問」に関するBlogも掲載していますが、このBlogは整骨太郎(HN)という一開業柔道整復師個人のものです。
従って、内容によっては整骨太郎の個人的な見解が含まれているなどしていますが、業界を代表して(柔道整復師の団体として)見解を述べているものではありません。


柔道整復師は保険施術を行うことができます。

厳密(?)には、これを「医療保険療養費支給申請の取り扱い」と呼びます。

医師が患者さんを診療した場合、医師(医療機関)は保険者に対して診療報酬を請求します。
これに対して柔道整復師の場合は、施術(診療)報酬とは呼ばず療養費の支給申請という表現となります。

これは単に呼び方が異なるだけではなく、根本的に医師の診療報酬の請求とは手続きが異なるからです。

柔道整復師が行う保険請求の仕組みについては、以前のBlog「柔道整復師の保険請求の仕組み」でお話しましたね。

柔道整復師が行う療養費の支給申請は、本来、施術を受けた患者さん自身が行うものであることを説明しました。
これを、受療委任払いと呼びましたね。

ところで、この「療養」という用語の意味はどのようなものなのでしょうか?
また、健康保険の取り扱いの上で、診療報酬と療養費はどのように区別がつけられているのでしょうか?

まず、「診療」というのは「医師が患者を診察し、治療すること」を指します。
対して「療養」は、「病気やけがの手当てをし、身体を休めて健康の回復をはかること。治療と養生」を指します。

いずれもYAHOO! JAPAN辞書から得られた意味ですが、「診療」と「療養」では意味合いが異なることが分かります。

次に、健康保険の取り扱い上で、「療養費」とはどのようなものを指すでしょうか?

療養費は本来、止むを得ない事情で(医師または歯科医師による)保険診療が受けられなかった場合に受けられる費用を指します。

例えば・・・
旅先で急病になり、健康保険被保険者証(保険証)がないために、自費による診療を受けた場合。
スキー場等で臨時に開設されている、健康保険の取り扱いをしていない診療所にかかった場合。
・・・などにおいて、療養費支給の対象となります。

上記のような場合には、所定の療養費支給申請書に診療報酬明細書や領収書を添えて保険者に提出します。

そうすると、保険者では保険適用分に相当する金額(自費診療を受けて支払った費用−一部負担金額に相当する額)を払い戻して(支給して)くれるわけです。

さて、柔道整復師が保険施術を行った場合は、「医療保険療養費支給申請の取り扱い」であることを冒頭で触れました。

柔道整復師が取り扱う療養費も、前述した療養費と意味合いは変わりません。

ただ、受療委任払いという制度が適用されているため、保険者に対して患者さんが直接、療養費の支給申請を行うのではなく、柔道整復師が患者さんから委任を受けて行っているわけですね。


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