団塊世代(*1)の高齢化に伴う介護ニーズを賄うためには、2014年までに介護職員などを40万〜60万人増やす必要があるとの推計が、厚生労働省によってまとめられました。

(*1)
団塊世代・・・昭和22〜24年(1947〜49)ごろの第1次ベビーブーム時代に生まれた世代。他世代に比較して人数が多いところからこう呼ばれます。

これによって、現状に比べて介護サービス従事者が4〜6割増となる計算ですが、介護職員の年収が低いことなどから離職率が高く、人材難が深刻とされています。


接骨院によっては、訪問介護事業所(ホームヘルパー事業所)を設立するなどして、介護事業に活路を見出しているところもあります。

しかし、訪問介護員(ホームヘルパー)資格は一定の受講を経れば無試験で取得できるため、太郎の知る限りでも、知識や技術においてかなりの格差があるようです。
また、気軽に勤務先(訪問介護事業所)を変える傾向にもあるようです。
これは、少しでも収入面で優遇されたところや自分のスタイルに合ったところを常に探し求め、それが見つかるたびに次から次へと勤務先を変える訪問介護員がいるからです。

それだけに、訪問介護事業に参入する場合は、キーパーソンとなる常勤訪問介護員の選任が大きなウエイトを占めてきます。
常勤訪問介護員に求心力や指導力があれば安定した経営が見込めるでしょうが、そうでなければ前述したように訪問介護員の入れ替わりが激しくなるような気がします。


2005年からは介護予防事業として高齢者に対して筋力トレーニングを実施し、要介護者等へとなるのを未然に防ごうという取り組みがなされています。
柔道整復師は、機能訓練指導員として介護の一部を担うことが可能です。
柔道整復師団体によっては市町村(介護保険の保険者)との間で契約を締結し、接骨院を受療された(介護保険の被保険者で、要介護状態等でない)患者さんに対して機能訓練指導を行い、介護予防に努めています。


医療保険の上では急性または亜急性の外傷性疾患に対して施術する傍ら、訪問介護事業や機能訓練指導など、介護保険にも事業を拡大する方法があるようです。


「日本経済新聞」平成19年7月23日付けから抜粋


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