近ごろの太郎は大きな学会に出席することがありませんので、最近の学会で展示されている医療器械の事情が解りません。(^^;

もしかしたら、今でも学会などで展示紹介されているのかも知れません。
でも、太郎が出席したここ10年ばかりの学会では、目にしたことがありません。

「何の話をしているの?」って?

それは、柔道整復師向けのMRI(magnetic resonance imaging)です。
医療機関で使われているような大掛かりなものではなく、上肢および下肢に限定した四肢専用のMRIです。
10年余り前でしょうか、柔道整復師の学会で現物を目にしたことがあります。

「接骨院にMRIを設置してもいいの?」ですって?

超音波画像観察(診断)装置の設置が認められているように、MRIの設置も良いみたいですよ。

MRIは磁気共鳴画像法と呼ばれ、放射線被爆がないため無侵襲で無害です。
これは、超音波画像観察と同じです。

昨日のBlogで紹介した文書「施術所における柔道整復師による超音波画像診断装置の使用について(回答)」の本文中にも記載されているように、「検査自体に人体に対する危険性がなく、かつ、柔道整復師が施術に関わる判断の参考とする(超音波)検査」は柔道整復師が行っても差し支えないとする厚生労働省医政局医事課長の見解があります。

施術に際しては徒手筋力検査をはじめ各種の検査を行う必要がありますが、いずれも検査自体に人体に対する危険性を伴わないものであれば(かつ、法律で規制されていないものであれば)、柔道整復師が行っても許されると解されます。

前述したようにMRIは、人体に対する危険性を伴わない検査器械の一つです。
以上のことからMRIは、柔道整復施術の補助となる検査器械の一つとして、超音波画像観察装置同様に使用が許されるのでしょう。

ただし、この見解は現在のお話です。
今後、MRIが接骨院に普及するのに伴い、超音波画像観察装置のように使用が許されることもあれば、使用が許されないとする行政側の見解が出てくるかも知れません。

ただ、MRIは、超音波画像観察装置のように容易に接骨院には普及してこないことが予想されます。
超音波画像観察装置は単に、その装置を施術所に設置するだけで済みますが、MRIは磁気共鳴を利用するため設置場所を改造する必要が生じます。
また、超音波画像観察装置もさることながら、MRIはそれ以上にお値段が張るものです。

MRIの導入費用から、果たしてその投資費用分がペイできるか?まで考えるとなかなか導入には踏み切れないところでしょう。


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