患者さんの傷病について施術を行うに際しては、患者さんやその保護者に対してインフォームド・コンセント(IC)を行わなければなりません。

ICは一般に「説明と同意」と訳されていますが、具体的には患者さんの傷病(病状)に関する説明にはじまり、それに対する施術方針(施術方法)および予後に至るまで説明を行い、それに対して患者さんや保護者の同意を得た上で施術に取りかかるという、言わば施術を行う前に行う手続きと言えるでしょう。

患者さんとの間で施術上のトラブルが発生し、柔道整復師が訴えられるなどして損害賠償請求問題に発展するケースの多くは、このICの不足が背景にあると聞いています。
それだけにICは、一見患者さんの不安感を払拭するためのように見えて、実のところ私たち柔道整復師の立場を守る手続きであるとも考えられそうです。

さて、皆さんが日頃、施術所で患者さん等に対してICを行う場合は、どのような方法を用いて行っているでしょうか?

中には、自分の傷病について理解し、施術を受けると共に自分自身も傷病が1日でも早く治癒するように努力しようとする人がいます。
このようなケースは中学生から大学生にかけての年齢で、クラブ活動などを熱心に行っている人たちに多く見られます。
太郎も時々驚かされるのですが、そのような人たちはスポーツ医学にも興味を持ち、比較的知られたスポーツ傷害は説明するまでもなく、そのメカニズムまで理解しているほどです。
それだけに、このような人たちから受ける質問は、一般の人たちに比べて深いところまで及ぶ傾向にありますね。

口頭で説明するだけでは理解が得られない場合、太郎は手書きで図示するなどして説明を補います。
また、患者さんが必要とする情報を随時、太郎が持っている書籍からコピーを取ってそれを渡すこともあります。
ストレッチングの方法や筋力トレーニングの方法などに関する説明は、実際に行うだけでなく、それらを解説したページのコピーをあげると大変喜んでもらえます。

骨格模型などを利用して説明するのも良いでしょうね。
学校に標本として備えられている模型で、部位ごとの骨格模型などは利用しやすそうです。
施術所の予算さえ許せるならば、このような骨格模型を備えておくのも良さそうですね。

【参考サイト】人体骨格模型 OFFICE KOLBE

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