低周波治療器には、電流量と電圧量を示すインジケーターがついています。

患者さんに低周波導子を装着(固定)して、ボリュームつまみを回すと通電量が上がっていきますね。
この時、電流量と電圧量のいずれもが上がっていきます。

さて、この電流と電圧の関係はご存知ですか?

解りやすく言えば、電流は患者さんの身体を流れている電気の量、そして、電圧は低周波治療器本体から出ている電気の量(圧)と考えれば良いでしょう。

ですから、2つの導子を患部に当てて通電しても、コードのどこかで断線が生じている場合は、電圧こそ上がるものの電流は上がらないことになります。
これは、片方の導子から導体となる人体を経て、もう片方の導子に電流が通らないからです。
これにより、導子がきちんと固定されているのに電圧だけが上がって電流が全く上がらない場合は、断線を疑うことが可能です。
また、コードが完全な断線に及んでいなくても接触不良の状態では、接触不良を起こした付近のコードを動かすことによって、電流が上がったりゼロになったりします。

導子の固定が緩い場合では、電圧はどんどん上がるけれども、電流はほとんど上がりません。
その状態で緩んだ導子を押し付けるなど固定を強くした場合は、一気に電流が上がります。
これは、固定が緩んで導体となる人体を流れる電流が少なかったところへ、固定が強くなって電流が流れやすくなったため、一気に電流が上がるわけです。

【注意】前述した実験を行う場合は、患者さんで行わないようにして下さい!

2つの導子部分をくっつけて、導体(人体)を介さずに、導子間で直接電流が流れるようにしてボリュームを上げると、電圧と共に電流が上がるのがはっきりと確認できます。
コードが断線していないか確認する時は、この方法によって行うのがお勧めです。

低周波通電を行うのに際しては、電流値と電圧値を見るなどして、患者さん(患部)への通電状況を確認しながら行うことが大切です。


整骨太郎のホームページ
整骨太郎のひとりごと(Blog)−目次