認定実技審査の時期がやってきました。
早いところでは、一昨日の11日に実施されたところです。
あとは学校によって18日、23日および25日に順次実施されていきます。

さて、ご存知であるように、今年の認定実技審査からは幾分審査形式が変わります。

柔道整復実技の方の出題の内容はまず「\杏実技」、「固定実技」および「8〆宰,よび基本包帯法」の3つに区分されます。
そして、3つの区分のうちいずれかが選択され、さらにその中から選択されたものが出題されます。

\杏実技は、これまでどおりの骨折や脱臼に対する整復について審査するものです。

【骨折】
(1) 鎖骨骨折(中外1/3境界部定型的骨折)
(2) 上腕骨外科頸外転型骨折
(3) 上腕骨顆上伸展型骨折
(4) 前腕骨骨幹部骨折(小児橈尺骨骨幹部遠位骨折)
(5) 前腕骨遠位端部骨折(Colles骨折)

【脱臼】
(1) 顎関節脱臼(前方脱臼/両側脱臼)
(2) 肩鎖関節脱臼(上方脱臼)
(3) 肩関節脱臼(前方脱臼/烏口下脱臼)
(4) 肘関節脱臼(前腕両骨後方脱臼)
(5) 膝蓋骨脱臼(側方脱臼/外側脱臼)

固定実技は、骨折、脱臼および軟部組織損傷に対して行う固定について審査するものです。
従って、固定実技では整復法は問われず、クラーメル副子や包帯などを用いた固定において審査が行われます。
ですから、冠名包帯法(デゾー包帯法・ヴェルポー包帯法・ジュール包帯法)についてもここで審査されると思われます。

【軟部組織損傷】
(1) 肩部損傷(肩腱板損傷・上腕二頭筋長頭腱損傷)
(2) 大腿部損傷(大腿四頭筋損傷・ハムストリングス損傷)
(3) 膝部損傷(内側側副靭帯損傷・外側側副靭帯損傷・前十字靭帯損傷・後十字靭帯損傷・内側半月損傷・外側半月損傷)
(4) 下腿部損傷(下腿三頭筋損傷・アキレス腱断裂)
(5) 足部損傷(距腿関節の外側靭帯損傷)

8〆宰,よび基本包帯法のうち検査法では、前述した軟部組織損傷に対する検査法について審査するものです。
また、基本包帯法では以下の包帯について審査が行われます。

【基本包帯法】
(1) 環行帯
(2) 螺旋帯
(3) 蛇行帯
(4) 折転帯
(5) 亀甲帯(扇状帯)
(6) 麦穂帯


柔道実技の方の審査は例年どおりの審査です。

【柔道実技】
(1) 礼法
(2) 受身(左右前方回転受身)
(3) 形(男子は投の形[手技・足技・腰技]のうち1つ、女子は投の形もしくは柔の形[第一教のみ]のうち1つ)
(4) 乱取

(手技)
浮落・背負投・肩車
(腰技)
浮腰・払腰・釣込腰
(足技)
送足払・支釣込足・内股
(柔の形第一教)
突出・肩押・両手取・肩廻・腮押


都道府県知事による試験が行われていた頃は、筆記および実技試験が行われていましたが、柔道整復師法の改正によって国家試験となってからは、筆記試験のみで実技試験がなくなりました。
これにより、柔道整復師養成施設の教育水準の維持向上とその充実を図ることを目的に、認定実技審査制度が新たに設けられました。
でも、認定実技審査はそもそも落とすための試験ではなく、受験生の皆さんが柔道整復師としての資質を兼ね備えているかに重点が置かれるものと言えます。
落ち着いて、これまで勉強した成果を発揮できれば必ず合格できるものです。
きっと合格できますから、頑張りましょう!
太郎も応援しています。

【関連Blog】
「認定実技審査を控えている人たちへ」
「認定実技審査を控えている3年生の皆さんへ」
【関連サイト】
「認定実技審査制度の目的」 (財団法人柔道整復研修試験財団)

なお、運悪く認定実技審査に合格できなかった場合でも、一定の補講を受講した上で再試験に挑戦することが可能です。
補講や再試験については学校単位で異なりますので、詳細については学校から聞いて下さい。


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