先日、TVで観たお話なのですが、印象的だったので今日のBlogに取り上げたいと思います。
なお、放送されていたのはNHKだったかと思うのですが、最初から最後まで観たわけではなく、どの番組で放送されていたのかも分かりません。m(__)m

脳梗塞によって半身麻痺となった人に対して、その人の骨髄幹細胞を培養して静脈内に注射する方法で、札幌医科大学附属病院脳神経外科で行われている細胞治療(神経再生治療)です。

脳梗塞を発症して3週間以内の患者さんを対象に、その患者さんから骨髄幹細胞を抽出します。
抽出した骨髄幹細胞を培養し、患者さんの体内に静脈注射をもって戻します。
そうすると、骨髄幹細胞が脳梗塞によって傷ついた(弱った)神経細胞に対して神経栄養因子を放出し、それを活性化させるというのです。
また、骨髄幹細胞は傷ついた神経細胞を活性化するだけでなく、自らがその神経細胞に変化することさえあると言います。

札幌医科大学附属病院で行われていた骨髄幹細胞の投与はわずか1回だけで、それでも発症して1か月半の患者さんに効果が見られたと言います。
実際、TVで放送されていた患者さんでは、治療(投与)開始後わずか5時間後に、それまで不自由な動きであった手が、目に見えて回復していました。

骨髄幹細胞を用いた細胞治療は脳梗塞のみならず、外国では心筋梗塞にも用いられているようです。
いずれにせよ、傷ついた神経細胞を活性化したり、骨髄幹細胞が自ら新しい神経細胞に変化して回復します。

TVでは、「死んでしまった神経細胞」という表現ではなく「傷ついた(弱った)神経細胞」という表現が用いられていたのが気になるところですが、この細胞治療というのは画期的な医療に違いないでしょうね。

骨髄幹細胞はそもそも赤血球や白血球などの元となるものですが、これは骨髄の中にあった場合の変化です。
骨髄幹細胞がもし、傷ついた脳内の神経細胞の近くにいれば前述したような働きが起こると考えられます。

言い換えれば、骨髄幹細胞は身体のどの部位における神経細胞をも活性化したり、新しい神経細胞へと変化し得ると考えられます。
そう考えると、全身の至る神経細胞に対する細胞治療の可能性が見えてきたとも言えそうですね。


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